不登校のカウンセリング事例(中学2年生、男性、Kさんの場合)


1. Kさんが不登校になった経緯

2. Kさんの不登校の引き金

3. 不登校の解決のカギ

4. 親のKさんへの対応の変化

5. カウンセリング後Kさんはどうなったのか?

6. カウンセリング経過

7. まとめ

家族構成:両親(父親単身赴任)、姉

 

1.Kさんが不登校になった経緯

中学1年生の時のクリスマス会に参加後、インフルエンザにかかり、年末まで自宅にて安静する。

翌年の始業式明けから体調が悪くなり、学校を休むようになる。

1月末から全く起き上がれなくなり、激しい頭痛や吐き気に襲われるものの、原因がわからず、病院では経過観察となる。

2月の学力テスト、3月の終業式、4月の始業式などイベントでは、別人のようにシャキシャキと動いて学校に行くものの、それ以外は、布団で生活する日々が続く。

不登校の日が長くなるにつれ、勉強も全くしなくなり、全てにやる気がなくなったようになる。

 

2. Kさんの不登校の引き金

宿題できた?準備は?など、社会に出た時にちゃんとした大人になるように厳しく注意して、叱っていた。

小学生の友達を2−3分待たせた時に、「人として失格。人を待たせるな。」と叱ったこともあり、子供がお母さんの役に立たないダメな子という「役立たず不安」が強くなり、不登校になった。

 

3.不登校の解決のカギ

①お母さんと子供の愛着関係をつくったこと

・子供が勉強しない時に責めたり、親が良かれと思って言っているお膳立てのアドバイスなど、お母さんの不安の問題を子供に押し付けるのを一切止めてもらった

・お母さんが世間や他人の目を気にしたしつけや子育てをやめてもらった

・「役立たず不安」を感じさせるマイナスの言葉がけをやめて、ホンモノ共感を身につけてもらった

 

②他の子供との比較するのをやめてもらったこと

「他の子はちゃんとできているのに、うちの子は・・・」という発言だけでなく、考え方やにおわせる言葉も完全にやめてもらった。

 

4.親のKさんへの対応の変化

・マイナスの言葉がけをなくし、プラスの言葉がけをするようにした

・学校へ行かせようとするのではなく、子供が自分で決めるのを待った

・お父さんがゴールデンウィークに家に戻った時に、息子とたくさん遊び、心と心のふれあいを多く持った

・娘に「したくない」「嫌だ」などのマイナスの言葉を含む愚痴を息子の前で話さないようにさせ、息子に自信をつける言葉をかけてもらった

・息子は息子、母親は母親の人生と切り分け、息子から助けてほしいと頼まれるまで温かく見守った

 

◆カウンセリング前

「学校で嫌なことがあったのかな?」と思い始めました。

そこで主人と一緒に息子に尋ねてみました。

すると部活が同じ子(同級生)がいたずらをしてくるのが嫌だと言っていましたので、「嫌なら部活はお休みするかやめてもいいよ。」と伝えました。

そして、体調が良くなれば学校行こうねと声掛けしていました。

 

◆カウンセリング後

「お姉ちゃんみたいに勉強を頑張ってほしいなと思っていたけれど、康太は康太の考えもあるだろうし、おしつけしてしまって申し訳なかった。

今は康太がやりたいようにしていいんだよ。」と伝えました。

「文化祭もその後も行く、行かないは自分で考えてみて。」と伝えています。

 

5.カウンセリング後のKさんはどうなったのか?(お母さんのレポート)

私が仕事へ行く時に一緒に学校へ行き、保健室まで行って、お昼に私が仕事から帰る時に一緒に帰宅をするようになりました。

最初の頃は保健室の先生がやはり私に似てよくお話しするので、あまり乗り気ではなかったのですが、だんだんとなれていきました。

 

中体連が近いので、部活にも参加するようになりました。

去年までの顧問の先生が、別の部活へ異動したのも、一つのきっかけかなと思いました。

今年来られた顧問の先生は、野球経験がないのですが、部活中の見守りはきちんとしてくれるようです。

去年までの先生は、部活に顔も出さない上に、もめ事があった時にその場にいなかった子までも対象に罰していました。その場にいなかった子には、息子も入ります。

何度かそのような目にあい、さらに嫌がらせをされて、先生に助けを求めても結果が分かっていたので、相談しなかったようです。

今年から来た先生は、親身になって話を聞いてくれるようです。

私にもきちんと連絡をしてくれましいたので、私も信頼できる先生だと思っています。

そのような環境もあり。少し自宅で休んだのもあってか、いたずらをした同級生は、まだいますが部活へ行っています。

 

また子ども会主催の歓迎会や主人の方の法事で、小さい子どもや親戚の方と普通に関わり、周りにほめられたことで、息子も自信がついたようでした。

それをきっかけに、学校の教室へも通えるようになりました。

まだ毎日ではありませんが、部活までして、学校から帰ってくるようになりました。

これからは、中体連へ向けて、部活の練習に励むそうです。

中体連が終われば、少しずつ遅れていた勉強もするそうです。

 

息子の引きこもりをきっかけに、家族のかかわり方を考えさせられました。

今まで良かれと思って言っていたアドバイスは、息子にはいらないもので、そのアドバイスがお膳立てとなり、ダメな息子をつくってしまいました。

ほぼ元の息子に戻りましたが、今までの接し方に戻らないように、頑張りたいと思います。

 

息子は息子、私は私の人生ですので、助けてほしいと頼まれるまで温かく見守っていこうと思います。

 

6.カウンセリング経過

以下に、親御さんが、カウンセリングを受けたあとに、お子さんの不登校についてまとめてくださったレポート、そして新井とのやり取りの履歴がございます。

どのようにカウンセリングが行われ、どのような経過を過ごされていったのかをご確認ください。

 

1回目(2017/04/28)のカウンセリング後

これまでの状況、経緯について

 

2015年の12月25日、中学1年の息子は、同じクラスの友達とクリスマス会に参加。その後近くのショッピングモールにそのメンバーで遊びに行きました。そして次の日発熱しました。

ショッピングモールで、インフルエンザをもらってきたようでした。

31日までは自宅にて安静でした。

新しい年になりもう少しで中学2年だと思った矢先に、始業式明けから体調が悪くなり、学校を休むようになりました。

最初は、「インフルエンザで、冬休みの補習に参加できなかったのが原因かな?」とも思いました。

 

息子は、かなり酷い吐き気で、起き上がれないほどでした。

3日くらいで体調が戻り学校へ行きました。翌週、また同じように体調を崩し、休みました。

1月3週目からは、全く起き上がれなくなり、激しい頭痛が息子を襲いました。

脳神経外科で調べましたが、異常はなく、肩が酷くこっていたので、「ゲームのし過ぎでは?」と先生に言われ、経過観察でした。

 

それから1週間ほどで、頭痛は解消しましたが、今度は吐き気がまた出てきました。

息子は、夜も吐き気が酷く、眠れない日々を過ごしていました。

なんとか気を紛らわしてあげようと、テレビが見られるリビングに布団をしいて、そこで1日を過してもらいました。

お笑いのDVDを借りてくる日が続きましたが、全く症状は治りませんでした。

「自律神経が乱れているのでは?」と思い、針に行くようになりました。

「体調が悪いので動けない。動けないと血液の循環が悪くなる。循環が悪くなると、自律神経も乱れ悪循環になっている。」と言われ、体を温めて血液の循環をよくしてあげる日々が続きました。

それでも、息子は、「自分は正常だ。」と思っていました。「学校も体調が悪いから、たまたま行けないだけで、体調が良くなれば、学校は行くつもり。」と言っていました。

 

その後、激しい頭痛がまた出ました。目が回り、激しい吐き気でした。1~2日経っても、頭痛が治らないので、脳神経外科へ検査に行きました。

CTを撮りましたが、異常は見られず、脳神経外科の先生は、「姿勢が悪いからだ。」と言っていましたので、「普段からゲームばかりしているので、少しゲームの時間を短くするように。」と言いました。

先生は、姿勢が悪いから頭痛が来たのかもしれないと言っていましたが、「さすがに学校で嫌なことがあったのかな?」と思い始めました。

 

そこで主人と一緒に息子に尋ねてみました。

すると、「部活が同じ子(同級生)がいたずらをしてくるのが嫌だ。」と言っていましたので、「嫌なら部活はお休みするかやめてもいいよ。」と伝えました。

そして、「体調が良くなれば、学校行こうね。」と声掛けしていました。

事情を担任の先生へ連絡して、「しばらく部活を休む事と、いたずらをしてくる子と接触した場合、様子を見てもらえないか。」とお願いしました。

いたずらをしてくる子は、隣のクラスでしたので、普段からあまり接触はないようでした。

部活を休み、もしくは辞める事で学校に行けるようになると考えていましたが、学校へ行くことはありませんでした。

 

それからしばらく学校は休みましたが、2月に入り土曜日に学力テストがあったので、その1日だけ、息子は学校に行きました。

それまでは土日になると、体調が良くなるので、土曜日だったので、学力テストは、学校へ行けたのかなと考えていました。

久しぶりに学校へ行って、「友達からも声かけてもらって、楽しかった。」と言っていました。

その会話から月曜日から学校へ行けると思っていましたが、それ以降、2月は学校へは行けませんでした。

 

3月に入り、外は暖かくなってきたけれど、全く学校へ行く気配がありませんでした。

週に1回は、担任の先生から電話があるのですが、2月は電話にも出ていましたが、3月に入ると電話にほとんど出る日はありませんでした。

先生から「終業式に新2年のクラス発表をするから、もし来られるなら来た方がいいよ。」と言われていましたので、その事は息子に伝えました。息子が「その日だけは学校へ行かないといけない。」とずっと言っていました。

前日までぐったりでしたので諦めていましたが、終業式は朝から別人のようにシャキシャキ動いて、用意をして学校へ行きました。

帰って来てから、「学校はとても楽しかった。」と言っていました。

「たくさんの友達が、心配して声掛けしてくれてうれしかった。」とも言っていました。

その言葉から、また次の週から学校へ行けるのではないかと、担任の先生までも思っていました。しかもその次の週は春休みの補習でしたので、授業ではないので可能性は高かったのですが、1日も行けませんでした。

 

春休み中は、体調が良く、起き上がってソファに座って、漫画を読んでみたり、ゲームをする日々でした。私が仕事へ行くのでお風呂掃除とお茶碗洗いを頼むと毎日してくれました。

家の仕事をお願いして、頼っている事が伝われば良いなと思っていました。

 

終業式は行けましたが、補修は行けなかったので、始業式も無理かなと思っていましたが、中学2年の始業式と次の日の入学式の参列は学校に行けました。

「始業式は行く。」とずっと言っていました。春休み前の終業式の時と同じ反応でした。

友達が家まで、迎えに来てくれました。友達は電車で通っていたのですが、息子がバスで通っているので、4月からバス通学に変えてくれました。

友達が迎えに来てくれるので、これで学校へ行けるようになると思っていました。

次の日は入学式に参列でした。一つ学年が上がって嬉しかったのか、入学式も張り切って学校へ行きました。

そして、「来週から学校へ行くよ。」と言っていましたが、週が変わった月曜日からまたいつものように布団で生活していました。

今までのように家の手伝いをする事もなくなりました。

今までは時々でも勉強をしていましたが、全くする事もなく、全てにやる気がなくなったように感じました。

 

その頃、Facebookで元気が出る言葉などを送っているサイトがあり、毎日チェックをしていたら、たまたま新井先生の本の宣伝を見て、電子書籍の「不登校児童を日本で一番解決した!」に出会い購入しました。

読んでいたら、自分が子どものためにしてきたことが、実は子どものためになっていないどころか、子どもの自立を邪魔していたことに気づきました。

それなりに子育てを頑張ってきたつもりでしたので、とてもショックでした。

本を読んでなんとなくの原因はわかりましたが、もしはっきりと原因がわかるのであれば、聞いてみたいと思いました。

それで、カウンセリングを受けることにしました。

 

不登校セラピーのカウンセリングを受けて、私と主人のそれぞれに原因があると気づきました。

子ども達が産まれてから、主人は仕事の帰りが遅い日があり、土日は仕事の疲れから、昼過ぎまで寝る日々でした。

子ども達が遊んでほしいと近寄っても、寝て反応がない日もあれば、遊んでいるとうるさいと怒る日もありました。

私がよく遊んでいましたので、主人に遊んでもらわなくても、満たされていたとは思います。

それでも自分の余裕がある時は、自分も子どもに返ったように楽しく遊んでいました。

 

外出もよくしました。毎年キャンプにも1~2回連れて行ってくれましたし、旅行にもよく行きました。それなりの家族サービスはしてくれていたと思います。

しかし、旅行から帰ってきて、今回の旅行にいくらかかったとか、いつ旅行代金の請求が来るからとか、お金の話をするので旅行に行くといつも楽しさ半減でした。

 

立派な家を建ててくれましたが、ローンがいくら残っているとか、太陽光発電を付けたので、さらにローンが重なり、いくら残っているなどの話を時々します。

先生のチェックシートなどから、お金の話をよくするとありましたので、主人の口ぐせも原因の一つかなと思いました。

 

もう一つの原因は、やはり勉強に対する声がけです。

私は自分が勉強していなかったため、大人になって苦労したので、勉強をしてほしいと伝えていました。

主人は自分がやりたかった仕事とは違う仕事に就いているので、息子には自分がしたい仕事についてほしいという思いから、勉強が出来れば、やりたい事が見つかった時に選択肢が広がると伝えていました。

 

さらに、2つ上の姉は勉強が得意で、自分はスポーツよりも、勉強で一番になりたいと頑張っていました。

高校受験の時期と重なり、更に勉強をしていましたので、息子は姉のようにはなれないと自信を無くしてしまったのかなと思いました。

 

学校へ行けなくなり、家族は勉強の遅れを心配して、せめて塾へ行けないかとも言っていました。(その頃は部活のメンバーからの嫌がらせが原因と思っていました)

しかし塾も行けず、ならば自宅でできる勉強だけでもできたらと、塾がしているネットの勉強のソフトを引き続きさせようとしましたが、続きませんでした。

何もやる気が起こらず、スマホのゲームと漫画を読む、テレビを見る毎日でした。

 

その頃から、新井先生の声がけの資料を見て、少しずつ声がけをし始めました。

「学校へは行かなくても大丈夫だよ。ただ、体調が良くないのが心配だから早く元気になってね」と声がけしました。

朝も私が仕事に行く前に一応、起こして、仕事へ行って良いか聞き、出かける毎日でした。

朝起きたらスマホに連絡してもらうようにお願いしていました。

だいたい9時半くらいに起きて10時くらいに朝ごはんを食べていたようです。

朝ごはんは用意して出かけていますので、温めて食べるくらいです。

日中は動かないので食欲もなく、お昼も14時~15時の間。夜は20時過ぎに食べていましたので、家族とは一緒に食べることができなくなりました。

 

声がけして、少しずつ調子が良くなってきたように感じました。

時々、前のように甘えてくるようにもなりました。

そして、初めてのカウンセリングを受け、私と主人の声がけが原因だったと、気づいたので息子に話をしました。

「あなたがちゃんとした大人になるように、厳しく注意をし、勉強もちゃんとするように声掛けをしてしまったのは申し訳なかった。

せっかく自分で考えてしようと思っていたかもしれないけれど、自立の芽を摘んでしまっていた。

考え方を変えようと努力する」と伝えました。

 

その頃、地元の友達と久しぶりに遊ぶことになり、自分の居場所を見つけたようで、少しずつ外へ行くようになりました。

前のような生活リズムに少しずつ戻り始めました。

そして5月1日、2日と学校へ行きました。

1日は発育測定と体力測定がある日でしたので、楽しみにしていたようです。

今まで家にいたので体力なんてないだろうから、もし測定して思ったような結果が出なかったら落ち込まないか心配でしたが、自分でも納得できるくらいの結果がでたようで自信満々でした。

そして学校へ行っただけでなく、部活までしてきました。

 

部活のメンバーが嫌だと言っていたけれど、今はもう大丈夫のようです。

2日は学校創立記念日で、午前中授業でした。そしてまた昼から部活へ行ったようです。

これはもう原因は、学校ではなく、家にあると確信しました。

 

私は先生の声がけを少しずつやり始めました。

一緒に住んでいる姉は学校が忙しく、息子が起きる前に学校へ行き、帰りが寝た後になる日もあり、あまりコミュニケーションが取れていないように思いましたので、家に居る時は、息子に声掛けしてほしいと頼みました。

同じく単身赴任中でいない主人にも、離れているからこその声がけがあるから、仕事が忙しいならメールでもいいのでしてほしいと頼みました。

 

たぶん、最後の原因は、主人かなと思いました。やはり同性ですし、色々厳しい所がありましたので、好きだけど怖い存在だったと思います。

G.Wなので2日に帰ってきました。

先生の声がけの資料を前もってメールで送っていて、カウンセリングの内容も伝えていましたので、主人も頑張って声がけしてくれました。

 

そのおかげで、学校休みだしてからは、主人に引っ付いたりしませんでしたが、べったりでした。一緒にお風呂に入っていました。

学校を休む前のような触れ合い方に戻りました。

家の手伝いなども、積極的にしてくれるようになりました。

勉強のやる気はまだ出ていないようですが、まだ良いと思います。

この調子で普通の生活に、まずは戻れれば良いので、引き続き声がけを頑張ってみます。

G.W明けに学校へ行けるようになれば嬉しいですが、それは私の心の声だけにしておきます。

 

2回目(2017/05/18)のカウンセリング後

これまでの状況、経緯について

 

4月28日に初めてのカウンセリングを受けて、なんとなく原因がわかりました。やはり私や主人の今までの声がけや育て方に問題がありました。

息子にはカウンセリングの内容を伝え、頑張って改善すると伝えました。

その後5月1日、2日は学校へ行きました。

前日の夜、自分から学校の用意をし始めましたので、明日学校へ行くのがわかりました。

朝は起こして起きなかったのが、すっと起きました。出発の時間にはギリギリの時間でしたので、学校まで私に送ってくれと頼むのかと思いましたが、なんと「バスに間に合うように出かける。」と言い、びっくりしました。

さらにびっくりしたのは、行きがけに予定を聞いてみるとなんと部活をしてくると言いました。

帰ってきたら、楽しそうに話をしてくれました。次の日も学校へ行きました。

そのまま平日が続いていたら良かったのですが、ゴールデンウイークで休みになりました。

 

ゴールデンウイークは、主人が単身赴任から帰ってきていました。

帰ってくる前に主人には息子に対しての声がけに気をつけてもらうように再度お願いしました。

「ゲームをずっとしているけれど注意はしないでほしい。

主人も負けないくらいずっとゲームをするので、せめて息子がリビングに居る時はゲームをしないでほしい。

そしたら息子が自然とゲームをやめるのではないか。」と伝えました。

気にせずゲームをする時もありましたが、主人がしていないと途中で辞めたりもしていましたので、多少は効果があったのかなと思います。

 

あとは勉強の話をしないでほしいとも、頼みました。

それと、娘にもお願いをしました。進学校に通っているので、毎日宿題がたくさん出ているようです。更に予習復習などもしないといけないようですし、塾の宿題もこなしています。

娘は勉強が人より得意な方だと思いますが、やはり朝早くから夜遅くまで勉強となると嫌になります。

娘は「よく勉強しないといけない・・宿題がたくさん出ている・・嫌だ・・・」と愚痴をこぼしています。

でも愚痴をこぼした後は、勉強を頑張っていましたので、愚痴くらい気にならなかったのですが、「もしかしたら愚痴を言いながらでも、やる気がないといいながらもお姉ちゃんは勉強しているでしょ。」と息子が思っているのではないかと思いました。

そしてやはり「したくない」「嫌だ」などは、マイナスの言葉なので、息子が聞くにはあまり良くないのかもしれないと思いましたので、娘には息子がいない時にならいくらでも愚痴を聞くから、息子が居る時は愚痴をこぼさないようにしてほしいと頼みました。

 

息子にとってお姉ちゃんは大好きな人ですが、頭が良いので自分には勝てない人と思っているようです。

娘からしてみると息子は勉強する時間が短い(してない)だけで勉強すれば自分より頭良くなると思っています。

運動神経は息子の方が良いので全部娘が勝っているわけではないので自信を持って欲しいと息子に伝えてくれていました。

 

あと、ゴールデンウイーク中に主人にお願いしたのは、息子とたくさん遊んでほしいとお願いしました。

ひきこもるようになってから、なんとなく主人を避けているように感じていました。

父親という者はそういう感じでもありますが、今までは、結構一緒にお風呂に入ったり、会話したりしていましたが、最近はあまり話さなくなったなとおもっていました。

息子には2日に部活で使ったグローブを持って帰ってきてほしいと頼みました。

親子のコミュニケーションで良いのは、キャッチボールだと思いました。「久しぶりキャッチボールでもどう?」と息子に言うと、わりと乗り気でグローブを持って帰ってくれました。

 

二人でどんな話をしたのかは聞いていませんが、楽しそうに帰ってきましたので良かったです。

タイミングがあったのか、一度だけ一緒にお風呂に入っていました。しかも息子から誘っていました。

一緒にテレビをみながら、じゃれ合ったりもしていました。

庭でBBQをすると決めたら、「パパと二人で炭の番をする。」と言いずっとパパと外で炭をおこしてくれていました。

元の息子とパパの関係に戻ったようでした。

 

月曜日から学校へ行くと言い、普段ならテレビを見ている時間帯に宿題をしていたようです。

とりかかりが遅かったので、7日までには終わらなかったようです。

月曜日、案の定行かないと、布団の中で返事がありました。

またこの生活か・・・と思いましたが、振り返ってみると5月に入ってからは、体調もよさそうです。

いつもなら10時近くに起きていたのが、8時過ぎには起きられるようになり、

お昼ご飯も14時前後だったけれど、13時までに済ませる日が多くなりました。

学校へは行けていませんが、体調や生活リズムの改善はありましたので、よしとします。

 

息子の誕生日が15日でした。

奮発してシングルベットをプレゼントしました。主人が居ないので義父と息子と3人で組み立てました。

机の場所も変えてベットも置いて・・・テンションも上がったのでそろそろ学校へ行くかと思われましたが、お休みしています。

 

先日のカウンセリングの時に言われたように、

「完璧じゃないといけないと思っているか?

パパとママがいまだに完璧じゃないといけないと思っていると思っているか?」と聞きました。

「別に・・・そうは思っていない。」と言っていました。

さらに、「今はそう思っていないけど前に思った事があるか?」と聞きましたが、無いという返事でした。

「前は確かにお姉ちゃんみたいに勉強を頑張ってほしいなと思っていたけれど、康太は康太の考えもあるだろうし、おしつけしてしまって申し訳なかった。

今は康太がやりたいようにしていいんだよ。」と伝えました。

 

26、27日は文化祭です。

合唱コンクールらしいですが、当然練習していません。

「口パクでもいいから行けたらいいね。」と言ってみました。

「口パクだとばれるから嫌だ。」と言っていました。

康太がお休みしているのはみんな知ってる訳で、「口パクだからと責める人はいないから、もし行く気があるなら、行くチャンスだよ。」と言っています。

 

そしてたまたま主人が、出張ついでに明日帰ってくるので、文化祭には娘と3人で見に行く予定にしてるとも伝えています。

「たとえ文化祭に行けても、それからずっと行く事もしなくてもいいよ。」と言ってみました。

たまたま行事があるから、行ったら楽しいかな?と思って学校行ってみたら?と話はしたけれど、文化祭もその後も行く、行かないは自分で考えてみて。」と伝えています。

次回のカウンセリングで良い報告ができるといいですが、またよろしくお願いします。

 

6月22日レポート

前回のカウンセリングより

 

5月23日中学校の友達とソフトバンクホークスの野球観戦に行く予定にしていました。

さすがにその日は、学校行くよと言っていましたが行けず、野球観戦も行かないと言ったので、中止にしました。そして、26、27日の文化祭も行けませんでした。

文化祭は合唱コンクールとグループ発表でしたが、「学校へ行っていないので、練習していないし、行けない。」と言ったので、合唱コンクールは、「口パクでも先生が良いと言っていたので、参加だけしないか。」と聞きました。「口パクしていたら、周りの子にバレるから嫌だ。」と言われました。

「でも学校休んでいるのは知っているのだから、口パクしていても何も言われないよ。」と言ったけれど、ダメでした。

 

23日の野球観戦の予備日は30日でした。

その日を逃すと入れないチケットでしたので、最後のチャンスでした。

今までの発言などから、学校休んで野球観戦だけ行かないだろうと思っていましたが、朝起きられなくて学校は行けませんでした。

学校はお休みしましたが、誘ったお友達も野球観戦を楽しみにしていたので、行かせる事にしました。

最寄りの駅まで送りましたが、子ども達だけで行きました。

息子にとっては子ども達だけで、電車に乗ったのは初めてでしたし、応援していたソフトバンクホークスも勝ったので、とても楽しい時間だったようです。

 

次の31日は証明写真を撮る日でした。(みんなは4月に撮っています)

帰宅が22時過ぎていましたので、疲れがでたのか、少し体調が悪くて、学校へは行けませんでした。

しかし、次は写真を撮りに行くと言って、写真屋さんの都合に合わせると言いましたので、都合を聞き、次は行くと約束していました。

 

6月に入り、相変わらずの生活でした。

そろそろ学校側としても、対応をしないといけなくなったようで、面談の相談の電話が来ました。もちろん、息子は行くつもりはなかったです。

担任、スクールカウンセラー、保健の先生に教頭先生と話をしました。

教頭先生は、以前私たちが住んでいた市でも教頭先生をされていて、不登校が通うひだまりの教室の事を詳しく知っていたので、是非参加させてほしいということで、参加されました。

まずは、制服に着替えて、門のところまでくる。次は靴箱までくる。保健室まで来て保健の先生と話をしたり、本を読んだりしてはどうかという提案でした。

実際に息子と仲良しの不登校の子が、このようにして少しずつ学校に慣れて、今では週に2~3日登校していると言われました。

 

しかし、息子は保健室に行くことがいけない事だと思っていました。

保健室は具合の悪い子が行くところと思っていたようで、遅れてきたからとか、クラスに入りずらいからといって、保健室に行くのは、行きにくいと言っていました。

更に突然言っても迷惑だろうとも言っていました。

そのことを先生たちに伝えて、今日みんなが周知したので、息子の行きやすいようにしてもいいと了解を得たことを帰って息子に伝えました。

 

しかし、やはり保健室ではなく、行くなら教室に行きたいと言いました。

それが出来るならとっくにしているけど実際出来ていない訳なので、少し考え方を変えてみてはどうかと提案しました。

息子は真面目なので、規則など破るのが嫌いのようです。

でも、今は仕方ないとも伝えました。学校に行きたいという思いが強くあるのに、行けないのであれば他の方法を考えようと提案しました。

 

その次の日、前回キャンセルした証明写真の撮影日がきました。

お昼に仕事から帰ってきたらまだ制服に着替えていないし、今日もキャンセルかと思っていましたが、ぎりぎりになって制服に着替えて、「行くよ!!」と逆にせかされました。

担任の先生が、授業しているクラスの前を通らなくてもいいような部屋に写真屋さんを案内してくれていましたので、息子も安心してクラスへ入りました。

去年も行事ごとに写真を撮影に来られていた方だったようで、和やかに写真撮影も終わりました。

最後の6時間目が生徒総会で体育館で集まって話を聞くだけなので、そのまま学校へ残らないかと聞いてみましたが、最初から写真撮影だけと言って連れてきていたので、生徒総会にはでないと言われたので帰ろうとしました。

 

友達からずっと借りていた物がありまして返却をしたかったのですが、担任や他の先生も生徒総会へ参加していたので、先日お話をしたばかりの保健室の先生のところへ行きました。

借りていた物の返却をお願いして、保健室の先生と少しお話しました。

保健室の先生は、とても明るく冗談を言いながら、場の雰囲気を楽しくしてくれます。

よくお話しをしてくれて、息子いわく、私に似ているので少々うっとうしいと言っていました。

逆に扱いが分かって良かったのかなとも思いました。それから保健室通いが始まりました。

私が仕事へ行く時に一緒に学校へ行き、保健室まで行って、お昼に私が仕事から帰る時に一緒に帰宅をするようになりました。

最初の頃は保健室の先生がやはり私に似てよくお話しするので、あまり乗り気ではなかったのですが、だんだんとなれたようです。

 

中体連が近いので、部活にも参加するようになりました。

去年までの顧問の先生が、別の部活へ異動したのも、一つのきっかけかなと思いました。

今年来られた顧問の先生は、野球経験がないのですが、部活中の見守りはきちんとしてくれるようです。

去年までの先生は、部活に顔も出さない上に、もめ事があった時にその場にいなかった子までも対象に罰していました。

その場にいなかった子には息子も入ります。

何度かそのような目にあい、さらに嫌がらせをされて、先生に助けを求めても結果が分かっていたので相談しなかったようです。

 

今年から来た先生は親身になって話を聞いてくれるようです。

私にもきちんと連絡をしてくれましいたので、私も信頼できる先生だと思っています。

そのような環境もあり。少し自宅で休んだのもあってか、いたずらをした同級生はまだいますが部活へ行っています。

時々、心療内科へ、相談へ行っていた時に考え方を色々と教わりました。息子は一緒には行かなかったのですが、帰宅後先生との話は伝えていましたので、多少は息子も変わっていけたのかなと思います。

 

その頃、私が役員をしている子ども会主催の歓迎会がありました。息子に手伝いに来ないかと誘いましたが、断られたので、自宅で留守番をしていました。

同じ中2のボランティア活動をしている仲間が、「息子は来ないのか?」と尋ねてきたので、電話で呼び出したらあっさり参加してくれました。

 

各ブースに遊び道具を置いて大人を配置していたのですが、ゲートボールのようなゲームの所には、中2のボランティア部の子と息子にお願いしました。

小学生や幼児が寄ってきたら、順番に並ばせてあげたり、遊び方を教えてあげたりしていました。

玉がコースから外れるのでコース外で待機していたら、コロコロ転がすはずの重い玉が、息子をめがけて飛んできたらしいです。

息子の膝に強打したらしく、飛ばした保護者が謝っていたので、気づいて私も近寄って行きました。

飛ばした子がびっくりしたらしく泣いていました。たぶん息子もかなり痛かったとは思いますが、相手が小学生でしたので、大丈夫だよと優しく声掛けしていました。

そしてまた一緒に遊ぼうと、その子を誘って遊び始めました。

息子の膝が心配でしたが、それ以上にやはり息子は小さい子に優しく出来る子なんだと改めて感動しました。

ひきこもる前も年下の子には優しく接していましたが、引きこもりだしてからは他人との接触を避けていましたので、どのような態度に出るか正直びくびくしましたが、いつもの息子の対応で安心しました。

少しずつ元に戻っていました。

 

次の日は主人の方の法事に参加しました。

主人の父が主催でしているので、嫁の私はいつも親戚の挨拶やお茶出しなどをしていましたが、今回は息子が引き受けてくれました。

お寺で法事が始まるまで来た方にお茶出しをしてくれて、イスの用意なども手伝ってくれました。

お経が終わり昼食するお店に移動して昼食でしたが、そのお店でもお茶出しやビールを配ったり楽しそうに接待してくれました。

前日に引き続き、人と普通に関われるようになったのを見てとてもうれしかったです。

そして親戚の方が色々手伝いをしている息子を褒めてくださったので、息子も自信がついたようでした。

 

それを機に教室へも通えるようになりました。

まだ毎日ではありませんが部活までして帰ってくるようになりました。

これからは中体連へ向けて練習に励むそうです。

中体連が終われば少しずつ遅れていた勉強もするそうです。

 

息子の引きこもりをきっかけに、家族のかかわり方を考えさせられました。

今まで良かれと思って言っていたアドバイスは息子にはいらないもので、そのアドバイスがお膳立てとなり、ダメな息子を作ってしまいました。

ほぼ元の息子に戻りましたが、今までの接し方に戻らないように、頑張りたいと思います。

 

息子は息子、私は私の人生ですので、助けてほしいと頼まれるまで温かく見守っていこうと思います。

 

7. まとめ

不登校は放っておいて良くなることはありません。
むしろ放っておくことで、お子さんの「役立たず不安」は高まる一方です。

不登校セラピーでは、カウンセリングを通してこの「役立たず不安」を解消していきます。

結果、不登校の改善だけでなく、家族関係や友人関係も良くなったというお声を数多くいただいております。

ぜひ、お子さんの不登校解決のために、一歩を踏み出してみて下さい。

>今すぐお子さんの不登校を改善されたい方は、まずは無料の電話相談をお待ちしております。
>一人で相談するのは勇気がいる。そんな方には、セミナーがオススメです。
>まずは親自身の力で解決を試みたい方は「自宅ケアテクニック」がオススメです。


不登校を解決するための4つのガイドライン

良い言葉がけと接し方を知る

無料ダウンロード
はこちらから

自分たち(親)でまず取り組む

詳細はこちらから

無料電話相談のお申込はこちら