不登校のカウンセリング事例(中学3年生、男性、Yさんの場合)


目次

1, Yさんが不登校になった経緯(問診票より)
2, Yさんがの不登校の引き金
3, 不登校の解決のカギ
4, 現在のYさんはどうなったのか?
5, カウンセリング経過のまとめ
6, まとめ

家族構成:父・母・兄・Yさん(離婚しており、現在は父・兄とは別居)

1,不登校になった経緯(カウンセリングを行う前)

微熱、咳、頭痛などの風邪で数日休むも、鼻炎とだるさが続き、病院の待合室でもぐったりしていた。

うつを疑い、精神科の受信を希望したものの、小児科で思春期外来を受診、血圧の変化などから「起立性調整障害」と診断され、薬を処方されるも効き目はない。

疲労感が続くことから「慢性疲労症候群」、「低血糖症」とも言われ、ビタミンBのサプリメントの服用を始め、2週間ほど授業を受けられた。

が、体調が戻り、「副腎機能不全症」と診断された。新学期に一日だけ投稿したものの、欠席か学習室に行く日が続き、体調は少しずつ良くなるものの、すこしでも無理をすると次の日はぐったりして欠席が増えた。

高校は幼馴染のT君と同じところに行きたいと希望し受験するも不合格。公立高校の2次募集を受け今に至っている。

2,Yさんの不登校の引き金

一番の問題はお父さんにありました。

お父さんは疑心暗鬼が強く、「子供はこうあるべきだ!」「長男は最も価値があって偉い」という固い考えが強く、長男をどのように育てて、跡取りにするのかを一番の関心事にしていました。

ストレス発散のために飲酒をして怒鳴り声や暴力を振るったりして、お母さん、お兄さんはその被害にあっていました。

Yさんはお父さんから直接被害を受けていませんでしたが、徐々にお兄さんがお父さんに精神的に支配されるようになりました。

離婚後の月1回のお父さんとの面談で、お兄さんは父の機嫌を損なわないように一生懸命振る舞っていたそうです。

子供や母親が気に入らない行動をすると、お父さんはものすごい形相で睨み、脅しをかけてくるそうです。

お兄さんはお母さんと弟の身を守るために、自らを犠牲にして立ち振る舞ったそうです。

また、もう一つの引き金はお母さんの関わり、共感の不足でした。

お母さんの関わりが少なかったYさんは、お兄さんを親のように慕っていました。

ただ、お兄さんがお父さんに精神的に支配されるようになってからは、今までのお兄さんではなく、「俺の考えに合わせろ」「言うことを聞かないならもう遊んでやらない」などといって、Yさんの行動・考えを全否定するようになりました。

Yさんは親同然のお兄さんに遊んでもらえないと、自分は見捨てられてしまうという不安と恐怖から、お兄さんに合わせるようになりました。

すべての行動の軸がお兄さんになっていくため、次第に自信を失い、自分の意志で行動できなくなってしまいました。

見捨てられたくない一心が不安・ストレスになり、内臓の異常、ストレスホルモンの異常分泌、学校を休むことで学力が追いつかずに自信を失う悪循環となりました。

勉強が遅れている自分が同じ教室にいることは、他の生徒にとって迷惑であり役立たずな存在であるという役立たず不安が悪化し、不登校につながッタと考えられます。

まとめると、

・離婚調停に伴い、お兄さんがお父さんと会い続けなければならなかったこと
・お父さんに恐怖を抱いているので、お父さんに合わせて機嫌を取ろうとしたこと
・お母さんのYさんへの関わり不足
・お父さんに合わせたお兄さんが、Yさんを支配するようになったこと
・お兄さんがYさんに役立たず不安を植え付けたこと
・お兄さんに否定し続けられたYさんが自信を失っていったこと
・Yさんが周りにあらせられるか常に不安を感じていたこと
・野球のケガ、ストレスによる内臓疾患で勉強で遅れを取ったこと

これらが不登校の引き金になったと考えられます。

3,不登校の解決のカギ

・Yさんの自信の無さの根源を引き出したこと
・ストレス性の内臓疾患を多発した理由を引き出したこと
・Yさんの見捨てられ不安を丁寧に引き出していったこと
・お母さんとYさんの接触時間と教官を増やしてもらったこと(結果、Yさんの自己肯定感が回復していった)
・Yさんのお兄ちゃんに植え付けられた役立たず不安を解呪の言葉(※)を用いて打ち消したこと

(※解呪の言葉は、新井が代表理事を務める子ども自身協会の魔法の言葉ベーシック講座にてお伝えしています。)

本来は、原因を与えた人(今回で言えばお父さんとお兄さん)が打ち消す必要がありますが、その人々がお越しになれないため、私新井が消しました。

4,現在のYさんはどうなったか?(お母様からのメール引用)

市内の通信制のサポート校に入学し、決められた日程を通っています。

こじんまりした学校で、教室も狭く、初めは人との距離の近さを心配していたようでしたが、通い始めたら楽しめているようです。

何よりも、同じような経験をしてきた子達が身近にいることと、時間の制約が緩いことが本人のペースに合っているよう。

近くに図書館があり自分なりに好きな勉強もしているとのことです。

家ではとにかくよくしゃべります。

私が仕事や買い物から帰ると玄関で待っている勢いです。

朝もやっと自分から起きられるようになってきましたが、疲れ易さはあり、昼間もよくあくびをしています。

週末は特に疲れているのが見ていても分かります。

とにかく今は、生活のリズムができて、出来るだけ続けて通えればよしと思っています。

相変わらず容姿のことは気になるようで、自分で髪を切ってみたり、着るものにこだわってみたりなどし、とても自信が持てている状態ではないのですが、実際に行動することで、現実を受け入れられるようにはなってきました。

5,カウンセリング経過のまとめ

以下に、親御さんがカウンセリングを受けたあとに、お子さんの不登校についてまとめてくださったレポート、そして新井とのメールのやり取りの履歴がございます。

どのようにカウンセリングが行われ、どのような経過を過ごされていったのか。

このまとめを行うことで、親御さん自身も何が原因だったか気づけたりするのと、カウンセリング以外でお子さんがどのような行動を取っているのか新井が把握できるため、スムーズなカウセリングを行うことができます。

 

1回目カウンセリング前〜後のまとめ

 

(お母さん→新井)
2016/05/15
先週の土曜日にそちらにおじゃましてから1週間が経ちました。

前半は本人も私もとても苦しく、後半は霧の視界が少し晴れてきたような、そんな週でした。

月曜日は朝からぐったりとして起きれず、一日中寝たり起きたりでした。

それが3日間続き、3日目の夜、自分から「お母さん、ダチがいなくて一人浮いてるヤツってどう思う?俺はそれでもいいと思うよ」。

「心配なことを一つ一つ自分なりに考えてみたら気持ちが楽になったよ」などと言うので「そう、自分で考えたならえらいね」と答えました。

次の日の朝は学校に間に合う時間に起きてきたのですが、6時間目の理科の授業が大事だと先生に聞いていたこともあり、午後から登校するとのことでした。

今まで周りの目を気にして、途中登校はできなかったのでどうかなとは思ったのですが、学校にはそう連絡しました。

その日は言った通りお昼頃登校し、次の日は朝から一日授業を受けました。

帰ってきてクラスの愉快な子のことや、ミニテストで点数がヤバいかったなどと、普通の口調で話していました。

土曜日も3時頃まで学年活動があったのですが参加しました。

来週からのことはまだ分かりませんが、少し気楽さがでてきたのかなという印象です。

またメールさせていただきます。

 

****

 

2016/05/28
おはようございます。今日は宜しくお願いします。

ここ2週間の本人の状態ですが、先週は月曜、火曜と一日登校し、後半は欠席でした。

だるさで朝起きれないのが主な理由です。夕方まで寝たり起きたりでした。

今週は水曜日に午前中休んだ以外は全部一日登校出来ました。

先生が単位のことで具体的に数字を示してくれたのもきっかけになったようです。

私の方は一時留年が頭をよぎりました。本人はやはり卒業はゆずりたくないようです。

続けて登校した割にはぐったりすることもありませんでした。勉強への意欲もいつになく出てきています。

先日送った情報に、大事なことを入れてなかったのでここで書かせてもらいます。

本人は2歳の時の別居している父親と月に一度程度会っていたのすが、(兄と一緒)その時に父親から私や私の身内のを非難する言葉を聞いていたと思います。

(兄ほどではないにしても)父親は被害妄想がの傾向があり、妻が出ていったのは誰かにそそのかされたからで自分に非はないと今でも思っています。

本人は父親の性格をある程度はわかっているようですが、小さい時は父のそういうところがいやで、会うことを義務と感じていたのかもしれません。

両親が直接争うのを目にしなくても、片方が片方の批判をすることはどんなにか子どもの気持ちを傷つけるかと、今思うと、罪なことをしたと思います。

私は父親のことは良くも悪くもほとんど話すことはなかったです。

自分の目で見て判断してほしいと思っていたからです。

が、母親が父のことを怖がっているのは感じていたかもしれません。

本人は父親のことを特に怖がってるということはありません。

 

2回目(2016/05/28)のカウンセリング後

 

(お母さん→新井)
(2016/06/04)
新井 様

お世話になっております。本人の今週の様子と、父親と兄についての情報をお伝えします。

今週は先週と違い登校できたのは1日半でした。

月~水はだるさで一日寝ている状態で、水曜日の午後に先生が訪ねて来てくれた時も布団の中にいて、チャイムの音にしばらく気がつかないほどでした。

夜は、表情は冴えませんが、夕食を私と一緒に食べたり、テレビを見ながら話したりします。

が、先週のように次の日の登校への意欲は見られませんでした。

木曜日は朝自分で起きましたが、登校したのは午後からで、帰ってくるとスッキリした表情だったので次の日も大丈夫かなと思えました。

金曜日は自分で起きて朝から登校し、夕方6時に帰宅しましたが、思ったほどだるそうではありませんでした。

週の前半休むと色々と考えてしまい、考え過ぎて緊張してしまっているようです。

行って来ると友達と話したことなどを話してくれるのですが…。

来週は中間テスト(水~金)もあるので、月曜から行くつもりのようです。

<父親について>
以前にも書きましたが、父親は自分が長男だという意識が強く、そのことへの強いこだわりをもっています。

何をおいても長男としての責任を果たそうとします。

実家は農家でしたが、20代の時に父親が亡くなり、母親にも頼りにされていました。

が、仕事の都合などで結局は実家は引き払い、町場に引っ越して母親を呼び寄せました。

それでも実家の土地やお墓の管理、親戚との付き合いなど、長男としての立場を常に意識していました。

ただ、ストレスに弱い性格上、仕事と長男としての役割を完璧にこなす余裕がなかったのでしょう。

毎晩飲む酒の量は多く、飲むと人が変わったようになりました。

夜中に怒鳴り声を上げて私と長男を引き離そうとすることが頻回にあり、その都度私は長男を抱いてひっしで外に逃げました。

息子(Yさん)はまだ小さかったし寝ていたので、そのことの害はあまりなかったのではと思います。

むしろその頃父親のことをこわがるようになった長男の方への影響の方が大きかったのではと思っています。

夫(正確に言うと元ですが)の長男への執着は強く、私が実家に子供を連れて行くことを快く思っていませんでした。「(私の実家が)長男を盗るつもりだ」などと何の根拠もなく言っていました。

夫の酔った上での言動が、長男の体調などに表れてきたので、手遅れにならないうちにと家を出る決心をしました。

とても話し合いで何とかなるレベルではありませんでした。

息子(Yさん)に対しても「できそこない」と言って頭を叩いたことがあり(私におぶさって寝ている時)、とにかく早く行動に移さなければと、夫に気付かれないように準備をしました。

その時はまだ息子(Yさん)は2歳で、母親と一緒にいることがほとんどだったので、その頃のことがどう心に残っているかはわかりません。

突然人間関係が変わったことの喪失感も兄ほどではなかったと思います。

ただ、父親が長男と次男とを分けて考えていたのは確かです。

息子の名前を決める時も、〝次〟という字を入れることに異常にこだわり、「長男よりいい名前はつけない」とまで言っていました。

「長男と二男は対等じゃない」ということばは酔っていない時に夫の口からでたことばです。

(本人達は聞いていませんが)

その後父親との交流はありましたが、常に兄と一緒でしたので、父親と1対1での関わりは少なく、お互いに理解し合うには不十分だったし、父親の長男への期待が大きいことは感じていたのではないかと思います。

父との面接に行く時は、二人ともしぶしぶといった面持ちなのですが、帰りの車の中でははしゃいでいて、楽しかったのかな、と思っていましたが、後で長男は、「面接が終わって帰れるからうれしかった」と言っていました。

が、父親は父親なりに、祖母と共に子供たちと楽しい時間を過ごそうと工夫していたのは確かです。

夫は以前、亡くなった父親が「自分より弟の方をかわいがっていた」と言っていたことがあります。

そして、誰かに足を向けられることに異常な反応を示しました。

おそらく育ってきた中で誰かに足で蹴られたことがあるんだろうとその時は感じました。

<兄(長男)について>
私が以前保育士をしていたこともあり、長男の発達の早さや聡明さは幼い頃から感じてしました。

好奇心も強く、車や虫、恐竜、宇宙など、色々なことに興味をもち、放っておいても覚えていくというタイプでした。周囲への気遣いもあり、言わなくても察するところがありました。

息子(Yさん)は兄とは違い、どちらかというとゆっくり成長し、自分からしたいことを見つけるというより、人がやっていることについていくというまさに次男タイプでした。

兄は息子(Yさん)のめんどうをよく見てくれ、息子(Yさん)もとても慕っていました。

けんかすることはほとんどなく、たまに口喧嘩になっても息子が泣けばそれ以上は兄も言えなくなりおしまい、というパターンでした。

が、今思えば、取っ組み合いのけんかの一つもしたほうが逆に良かったのかなとも思います。

息子(Yさん)は何をするにもどこに行くにも兄の真似をし、兄を頼りにしていました。

保育園に入った時も、「おかあさん」と言って泣くのではなく、「あーちゃん(兄のこと)」と言って泣いていたほどです。

してはいけないことは兄が教えてくれていました。

そういう意味では息子にとって兄は父でもあったかもしれません。

小学校4年生の時に、自分のことより「お兄ちゃんは…ですごい」「お兄ちゃんが今日○○した」など、兄のことばかり言うので、「お兄ちゃんのことより自分のことを言ったら?」と言うと「いいんだ僕はお兄ちゃん病なんだ」と言ったのを覚えています。

が、そんな頃息子は野球を始めて、少しずつ自分の世界をつくるようになりました。

二人は相変わらず仲がよく、おしゃべりをしたり、カードゲームをしたりしていましたが、時々息子に対して「バカ」などとなじることばが聞こえてくる時がありました。

兄も部活などでイライラすると反抗しない息子への八つ当たりになったのかもしれません。

そんなに頻回ではなかったと思いますが、慕っている兄から言われることなので、息子にとって良くないと思い兄に注意を何回かしました。

理屈では勝てないので、息子は黙るしかなかったし、兄に面と向かって反発することはほとんどありませんでした。たまに私に兄への不満を言うことはありました。

息子は中学に入ると兄を意識してか、生徒会の役員に立候補しました。

人前にでるのが苦手なのにどうして?とその時は思いました。勉強も兄を意識して頑張りました。

要領良くやれるタイプではないし、否が応でも人前に出なければならず、少しずつ無理をしていたのかなと思います。

高校もその頃は「お兄ちゃんが行った高校に行きたい」と言っていましたが、兄が進学校で大変な思いをしているのを見たり、高2の頃から人が変わってしまったような兄を見て、もう憧れの存在ではなくなったようでした。

「お兄ちゃんと違う高校がいい」に変わりました。ただ、現在は離れてるせいか、そんな弱い兄もまるごと認める気持ちになっています。

長男は高2の秋頃から勉強をする気持ちが湧かなくなり、パソコンで音楽をつくることに熱中するようになりました。

学校には通っていましたが、当然成績は下がり、とてもセンター試験で上位成績をとるどころではありませんでした。

高3の秋から登校しなくなり、何とか補習で卒業はしましたが、ほとんど引きこもりの状態で進学どころではありませんでした。

そんな時父親から昼間長男に頻回に電話がくるようになりました。

(履歴でわかりました)自分のところから通えば予備校などのお金を出すという誘いでした。

母親にお金を使わせることに引け目を感じていた長男はそれにのり、置手紙をして父親のところに行きました。

今そこから予備校に通っています。1年で出るつもりのようです。(本人のツイッターを見ました)

長男が家を出るつもりでいることは気づいていましたが、私は何も言いませんでした。

自分なりに考えての行動だと思ったし、このまま引き籠るよりはずっといいからです。

長男なりに苦しかったんだろうと思います。もっとわかってあげれば良かったと自分の言動を悔やんでいます。

以上、参考になるかはわかりませんが、思いつくままに書かせていただきました。11日はよろしくお願い致します。

 

*****

 

3回目(2016/06/11)のカウンセリング後

(2016/06/11)
(お母さん→新井)
おはようございます。今日は宜しくお願い致します。

今週の本人の状況ですが、とても不安定でした。

週の後半(水~金曜日)に中間試験があったのですが、やっと行かせたというところです。

日曜日までは課題をしたりなど行けそうな様子はあったのですが、月曜、火曜は起きれずだめでした。

それでも試験は受けに行くだろうと思っていたのですが、火曜の夜、本人の口から今までにないような後ろ向きのなことばが出てびっくりしました。

休学したいことや中卒でもいいなどです。試験も無理とも言いました。

一通り本人の話を聞き、高校を卒業することがどういうことかなど話しました。

ただやめるのとやめさせられるのは違うから、試験は受けて来よう、名前を書いて来るだけでもいい、教室に入るのがいやなら別室で受けられないか学校に聞いてみると言ったらぱっと顔色が変わりました。

次の日は自分から起き試験を受けてきました。

が、担任の先生(女性)が厳しい方で、一日目の試験がが終わってから本人に、これは特別処置だから、明日は教室で受けなさいと強く言ってしまった為、その後また行かせるのに大変さが生じてしまいました。

先生には電話で本人に選択の余地を残してほしいことをお願いしました。

当然試験は追試になる教科が出てきますが、受けに行ったことは褒めたいと思います。

では11時に伺います。よろしくお願いいたします。

 

(2016/06/15)
(お母さん→新井)
お疲れ様です。遅い時間にすいません。

実は学校のカリキュラムの関係で週3回の授業があり、もうあと1回休むとほぼ留年が決まると言われています。

今日もその授業はあったのですが、行けませんでした。

明日もあります。担任の先生は3人いて、初めは来てくれたりしたのですが、最近はあきらめたのか本人への電話もありません。

進学校なので無理もないのですが、勉強でついていけなくなったことも登校する緊張感に拍車をかけています。

昨日から本人とも色々話しているのですが、あきらめたくない気持ちともうダメだという気持ちとの葛藤のようです。指示的な言葉は行こうという気持ちを削いでしまうようです。

こんな時どんな言葉かけをしたらいいのでしょう?

 

***

(新井→お母さん)
いつも大変お世話になっております。

あと1回ですか。お二人とも大変苦しいことと思います。

有効か分かりませんが、お母さまが彼の葛藤する気持ちをうまく代弁してあげた上で、もしうまくいかなくてもお母さんはがっかりなんかしないよ、と言ってあげると少しラクになれるかもしれません。

たとえば
「行きたいけど、○○○が不安だし、行っても×××だからもうダメだとあきらめが湧くから、行けないんだよね。それはよく分かるよ。でももし行けなくてもお母さんはがっかりなんかしないよ。」

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(2016/06/17)

 

(お母さん→新井)
助言ありがとうございました。問題の教科が昨日今日とあったのですが、何とかそれは受けることができました。

毎日ヒヤヒヤです。

21日は1時から4時までお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。

 

***

 

(新井→お母さん)
いつも大変お世話になっております。
ご連絡ありがとうございます。

*何とかそれは受けることができました。毎日ヒヤヒヤです。

→そうですか。
本当によかったですね。

息子さんも頑張りましたね。

でも全く油断できませんよね。

*21日は1時から4時までお願いできればと思います。

→了解いたしました。ただ、4時から別件があるため、12:30-15:30の3時間とさせていただけないでしょうか。

 

(2016/06/20)
(お母さん→新井)
案内ありがとうございます。

明日12:30にうかがいます。

先週は半日ずつ二日(木曜、金曜日)登校しました。

今週は月曜(今日)から登校できています。

昨日から体調は良さそうで、自分から図書館に行ったり、散歩をしたりしていました。

そう簡単に卒業をあきらめちゃいけない気持ちはあるようです。

このまま体調と気力を維持できることを祈るだけです。よろしくお願いいたします。

 

***

 

(新井→お母さん)
いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

そうですか、調子は良さそうですね。

明日またお会いできることを楽しみにしています。

 

(2016/06/21)
(お母さん→新井)
お疲れ様です。

本人の体調は昨日と同様です。今日は時間は無かったのですが、朝の小テストは受けてきました。

少しずつ前向きなことばは聞かれています。

前回のカウンセリング後2、3日してから「思い出したくないことを思い出した。

フラッシュバックする」と言っていました。

野球のことは本人にはいい思い出とイヤな思い出と両方なのかもしれません。

小学生(小3)から練習中怒鳴られることはしょっ中でしたから。

でも練習をイヤがることはありませんでした。

何が本人から自信を奪っているのか今のところ私には分かりません。今日は宜しくお願いします。

 

4回目(2016/06/21)のカウンセリング後

 

(2016/06/21)
(お母さん→新井)
今日はありがとうございました。

本人は私に気を使って聞かせたくないようでしたが、両親の関係がいつか何かの形で出てくることは予想していました。

出来る限り守ろうとしましたが「やっぱり」という気持ちです。

でも心の奥にしまっていたことを誰かに聞いてもらえたことは良かったと思います。

ありがとうございました。

 

***

 

(新井→お母さん)
本日も大変お疲れ様でした。

お母さまのお察しの通りです。

しかしお兄ちゃんを伝って影響を受けた面もかなり強かったようです。

ですので、これは致し方のないことかと。

まだ息子君からすべてを引き出してはいませんが、彼の苦しみの複雑な流れはほぼ分かりました。

次回も誠心誠意取り組ませていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(2016/07/01)
(お母さん→新井)
メールが遅くなってすいませんでした。

火曜にカウンセリングを受けて、その週は調子よく登校できたのですが(土曜日のテストは行けませんでした)今週は月曜日の朝から起きられず、一日も登校できませんでした。

当然単位の問題が現実となってきました。

毎日本人にも話をしましたが、それを深刻なことと受けとめる余裕もない様子で、それ以上言っても追い詰めるだけという気がしました。

明後日、学校側と話をする予定ですが、まだ本人には学校から言われるであろう内容は伝えていません。

今後のことはまたゆっくり話し合おうと思っています。週の前半は今まであまり本人の口から出なかったようなことばが出ていました。

「自分を否定する」「我慢して合わせても何もいいことがない」「(お父さんは)最後は見放す」などです。

自分と父、兄との関係や記憶の不快だった部分が思い出されたような感じでした。

学校には行かなければいけないことは重々わかっているけれど「身体が動かない」(本人の言葉)だそうです。

昨日も制服は着たのに結局行けませんでした。

この先どういう進路を選ぶにしても、本来の自分を大事にする気持ちをもって考えてほしいと思っています。

明日9時に伺います。よろしくお願いいたします。

 

5回目(2016/07/02)のカウンセリング後

 

(2016/07/02)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

とにかく本人が心身ともに元気になるのを願うばかりですが、普通高校に通えなくなることの現実感はまだ本人はもてていなく、先のことなどをどう伝えていくか母もまだ気持ちを切り替えられないでいます。

とりあえず学校には少し結論を待ってもらおうと思っていますが、本人とも話し合いながら、挫折感が最小限になるような進路を探していきたいと思います。

こんな声かけがいいのではというのがありましたらアドバイスをお願いします。

 

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(新井→お母さん)
いつも大変お世話になっております。

本日もお疲れ様でした。

*とりあえず学校には少し結論を待ってもらおうと思っています

→そうですね。今何か言われるときついでしょうね。

*こんな声かけがいいのでは

→当人は、「まだ頑張れば希望がある、全然遅くない」という希望も少し持っています。

ですので、視点を高校から人生全体に切り替えて、
「これから過去をきれいに振り切って、再出発して人生の希望を見つけていこう」
というふうに、思えるように話をしてあげたいですね。

 

なかなか簡単には切り替わらないとは思いますが、挫折感に親身に寄り添いつつ、将来に目を向けられるように話してあげてください。

息子さんには本当に幸せになって欲しいと思っています。

何かありましたら、遠慮なくご連絡ください。

 

(2016/07/04)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

土曜日の疲れからか昨日も何処にも行かずほとんど寝ている状況でした。

1週間前の、自分から起きて図書館に行ったり自転車であちこち行ったりしていた様子とはずいぶん違っていました。

今日も行こうという気にもならないようです。

前前回の、父親と兄との関係を自覚した頃から、「お兄ちゃん(お父さん)が悪い」という言葉がでるようになっています。

それはすなわち(本人は言っていませんが)自分は悪くなく学校に行けないのも仕方ないという言い訳にしているようにも感じられます。

自分が感じてきたことを振り返えることは必要だとは思いますが、自暴自棄な様子や、無気力な様子が気になります。

以前には感じられた「早く治って前みたいに通えるようになりたい」という気持ちが今は伝わってきません。

改善していく前段階として必要な時期なのでしょうか?できるだけ本人の話を聞いたり、本人のいいところを言うようにしていますが、これ以上無気力な日が続くと、もう何をしても無駄だ(もうすでに厳しい状況ではあるのですが…)と本人がさらに思ってしまうので…。

 

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(新井→お母さん)
いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

そんな状態なんですか。

どの子も必ず調子の波はありますが、前回で少し楽になったかと思いましたが、落ちているとは。。。

おそらく自分がどれだけ不遇だったかを強く認識しすぎていると思います。

申し訳ありません、私の見通しの甘さです。

以下、もし聞いてくれたら息子君に伝えてください。

***

父と兄のことは、もう一緒に生活してないし、会うこともおそらくないんだから、あの二人がどう思おうと、もう気にする必要はない。

もう自分の意志を持ってもいい。

父は今もう縛ろうとしてないし、子供の意志を縛るのは間違い。

家を継がせるため、思い通りになる長男を育てるための間違ったやり方だから、自分(息子さん)がそれに縛られる必要なんてない。

自分の意志を持っている方が、周りのみんなから受け容れられる。

兄に責められたりしたことも気にしなくて良い。

自分はバカなんかじゃない。

父のやり方が間違っていて気にしなくて良いなら、洗脳された部下である兄の言葉も気にする必要もない。

父と兄が上司と部下、そんな会社はもう退職だ。

ついて来れないのは場違い、そういうメッセージを受け取ったけど、父と兄の考えはもう気にしなくて良い。

中学と高校、周りをよく思い出してみよう。

頑張った自分をちゃんと受け容れてくれている。

それに、受け容れられるために頑張らなくても、そこまで必死に努力しなくても自分は場違いなんかじゃない。

どんな自分でも周りは受け容れてくれてきた。

頑張ろうが頑張れまいが、意志がどうであっても、どんな自分もみんなちゃんと受け容れてくれる。

そんな自信を持って良い。

 

***

 

大急ぎで作りました。

彼に見せて、心に響くならいいです。

感想をお聞かせください。

取り急ぎ。

 

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(2016/07/04)
(お母さん→新井)

さっそくの返信ありがとうございました。本人は今寝ていますが、後で聞かせたいと思います。

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(2016/07/04)
(お母さん→新井)

午後3時頃起きた時はだいぶ疲れがとれた様子でした。

担任の先生との話を伝えたり、いただいたメッセージを読んだりしました。

明日は行こうかなと今のところは言っています。

学校の方も、数字的には厳しい状況だけれど、これからの出席しだいでは救済できるとの話で、とにかく学校に来てほしいとのことでした。

希望を持って1日でも多く登校してほしいと思います。

今本人が抱いている強い負の感情は落ち着くのでしょうか?

 

***

 

(2016/07/05)
(新井→お母さん)

ご連絡ありがとうございます。

私は落ち着いてくると思いますが、まだ不安定さは続くのではないかと考えています。

明日がどうなるか、またお知らせください。

 

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(2016/07/06)
(お母さん→新井)

16日の件了解しました。

本人の調子はよくなく、朝は起きることができません。

自分でも行けるとは思っていないように見えます。

たとえ支度をしたとしても足は向かないことは予想がつきます。

本人が登校する気力を失ってしまうと、親にはどうしようもできない気がしてきます。

少し反抗的にもなってきました。

でもお母さんは味方だよ、というメッセージは伝えていこうとは思いますが…。

 

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(2016/07/06)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

たびたびすいません。新井さんのおっしゃるように、自分の不遇を強く意識し過ぎているようです。

今まで言っていなかったような言葉もでています。

「お兄ちゃんが悪い」「お母さんが教育しなかったからだ」「自分に自信がないのは小さい頃の環境のせいだ」などです。

兄や父親とのことを意識したり、思い出したことと関係あるのでしょうか。

前前回の時に次回は除去をするとの話でしたが、前回できなかったのは本人の話をもっと突っ込んで聞く必要があったからだとは思いますが、こんな風にその感情をひきずってしまう予想はあったのでしょうか?

 

****

 

(2016/07/06)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

父のせい、という気持ちは、ずっと持っていたようです。

ですので、思い出したためというより、因果関係を明確にしたためだと思います。

前回除去に入れなかったのは、6月26日より急激に調子が落ちたため、何かあったのかの確認と、前回のカウンセリングの内容確認に時間を費やしたのですが、そこから「父が自分を洗脳していた」などの言葉も出てきました。

むろん、原因を特定したのは、誰かへの恨みを再燃させるためではありません。過去から解放されるためです。

引きずるとは全く予想外でした。

この結果にとても申し訳なく思います。

息子さんに、
「父と兄のことはもう恨まず切り替えて、どう自信を取り戻すかを考えて」
とお伝えいただいてもよろしいでしょうか。

 

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(2016/07/07)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今日も登校はできませんでした。

今まで時々聞かれた母親を気遣うことばは、恨むことばになっています。

本人が一番苦しいんでしょうが、親もどうしたらいいか分からない のが正直なところです。

どう関係をもっていったらいいのでしょうか。

どうしたらまた前向きな気持ちがもてるのでしょうか。

 

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(2016/07/07)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

明日午前中、お電話いただけないでしょうか。

息子さんの苦しみを聞きたいのです。

 

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(2016/07/08)
(お母さん→新井)

連絡ありがとうございます。

学校に行かなければと思えば思うほど身体が動かないように見えます。

夕べは1時頃にもまだ起きていたので声をかけると「学校のことを考えると緊張して眠れない」と言いました。

朝本人に声をかけてみます。

 

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(2016/07/08)
(新井→お母さん)

おはようございます。

「緊張」ですか。カウンセリングでもキーワードとして出てきました。

深掘りはしていませんが。了解いたしました。

電話できる場合は事前に何時頃かお知らせください。

 

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(2016/07/08)
(お母さん→新井)

今起きたのでもう少ししてかけられると思います。

よろしくお願いいたします。本人今日学校に行きたい気持ちは有るようです。

 

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(2016/07/08)
(新井→お母さん)

了解いたしました。
かけられるときは携帯電話までお願いいたします。

 

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(2016/07/08)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

先ほど息子さんとの電話を終えました。

その結果について次のように分かりました。

まず現在の問題点は大きく分けて2点です。

 

1.父、兄のことつまり根本に対するモヤモヤ
2.学校へ行くことをイメージすると、いろんな場面で緊張する

 

では根本の1.からです。

前回のカウンセリングで次のように根本を特定いたしました。

 

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結局どこへ行っても自分は辛いことを我慢して頑張っているのに報われない。

ガマンも頑張ることも当たり前だと思われ、「ついてこれないなら、できないなら、あなたは場違い」と冷たく悪く思われる

 

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以下、今日の電話での息子さんの訴えです。

これ(根本)について、自分が悪くないのに、父と兄は自分勝手な事ばかりして、まるで自分が悪いように思われてきた。

それに対して恨みのようなものはある。

なぜ我慢してきたかというと、兄を慕っていたというのもあるが、母の影響もある。

母が、父の自分勝手な振る舞いを見て、その影響が自分に及ぶことを防ぐために、「周りを尊敬するのは大事だ」と教えてくれていたから。

(ただこの母の教えによって、自分の意志より周りの意志に流されてしまうということにもなった面もある。)

それを母に訴えたが、わかってもらえなかった。

「弱いままでいいじゃないか」と言われた。

そう言われると、母からも全否定されているので、さらに自分に自信がなくなった。

新しい考え方を持つためのお母さんの言葉が欲しい。

 

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以下私新井の考えです。

今までの根本のモヤモヤを振り切るには、(父と兄に何かを期待しても難しいので)お母さまの共感が必要で有効であろうと思われます。

どう共感していただくかといいますと具体的には次のようになります。

「今まで父と兄のことで本当に苦しんできたよね。

なのに母の言葉によってそれを我慢し、自分の意思を抑えるようになったんだよね。

だから今の自分に自信がないんだよね。

本当に辛かったね。

父と兄のことは影響あるとは思っていたけど、具体的なところまでハッキリ理解できなかった。

そこはお母さんがちゃんと理解してわかってあげられなかった。

ごめんね。

あなたは何も悪くない。

今まで本当に頑張ってきたんだね。

だから何も悪くないんだ。

でももうお父さんとお兄ちゃんはいないし、何も我慢しなくていい。

お母さんは「周りを尊敬するのが大事』と言ったが、まず自分の意思があってこその、周りへの尊敬。

一番大切なのは自分の意志をしっかり持つこと、で周りは二番目。

だから昔のお母さんの言葉は気にせず、自分の意志を持っていいんだよ。

もう周りに流されなくていいよ。

周りに合わせなくても流されなくても、誰もあなたのことを間違いだなんて思わない。

悪く思う人なんていない。

だから自分に自信を持っていいんだよ。

自分の意思を持ち、自分の意思を最優先にして周りに流されないあなたを、お母さんは望んでいる。

父と兄の呪縛から解き放たれて、自分らしく生きていけるあなたをお母さんは望んでいる。

だから自信を持って学校で振る舞ったらいいよ。

『もし学校へ行ったらこうなるんじゃないか』などと緊張する必要は何もないよ。

勉強のことも、
テストのことも、
誰とどこで食事するかも、
途中から教室に入れるか、なんかも
自分の意志を持った人なら、周りを気にしなくて良い。

自分の意志を持つあなた自身に自信を持って。」

こういった内容メッセージを強く伝える共感を、言ってあげてください。

そのときの結果、反応をお知らせください。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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(2016/07/08)
(お母さん→新井)
助言をありがとうございました。

本人に伝えていこうと思います。

本人に「尊敬する」という言葉は使ったことはないと思うのですが、私の兄に対する感謝の気持ちや褒める言葉を本人がそう感じていたと理解していいのでしょうか?

あと、周囲の子供からも兄を褒めることばを聞いたりすることはあったと思います。

父親については、父親自身は私に、父を尊敬するよう言うのは母親の役目という風に言うことはありましたが、言われてするものではないと思っていたので、言葉で伝わったのではなく、面接に行かされること自体を、母親が自分を守る為だと感じたのかもしれません。

本人にしてみればなんで行きたくないのに行かされるのか、現実的なことは分からないままお兄ちゃんについて行ったのでしょうから。

面接を嫌がって抵抗したのは兄の方でした。

それを信じなかった父親が裁判にもちかけ、最終的には父親が結果に納得せず、高等裁判所までいき、毎月だった面接が3か月に1回になった経緯があります。

本人は5年生でした。 周囲の色々な思惑を本人なりの感じ方で感じていたんだろうと思います。

今は兄に対する複雑な感情がかなり関係しているのかなと思っています。

先生のおっしゃる「特定された」というのはそういうところなのでしょうか?

もしそうだとすると、何年もかかって蓄積された感情を無毒化することは可能なのでしょうか?

 

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(2016/07/08)
(新井→お母さん)

ご連絡ありがとうございます。

*私の兄に対する感謝の気持ちや褒める言葉を本人がそう感じていたと理解していいのでしょうか?

→これはどうなのか、私には分かりません。申し訳ありません。
そうですね、ここ、一度確認する必要アリかもしれません。

*先生のおっしゃる「特定された」というのはそういうところなのでしょうか?
何年もかかって蓄積された感情を無毒化することは可能なのでしょうか?

→だいたいですが、そういう所だと思います。
無毒化は可能ですし、していかなければならないですね。

取り急ぎ。

 

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(2016/07/10)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

本人の様子ですが、週末はいつものように長岡の家で過ごしています。

帰ってくるとホッとするようで、少し活動的になります。

昨日は久しぶりに自転車でバッティングセンターに行って来ました。

が、勉強をする気にはならないようです。

夕方いつもの散歩コースを話をしながら歩きました。

新井さんと話してどうだった?と聞くと「自分のことが色々わかった」などと言っていました。

兄への不満も少し口にしていました。

本人の今までのことを褒めたり、父や兄の言うことに従わなくてもいいことなどを言いましたが、まだそれをすんなり受け入れる心境ではないようでした。

本人にとって兄の存在はとても大きく、それが父親のいるところでは2重になって覆い被さってきたのかなという気がします。

本人の言う「弱いままでいい」というのは、私が言った「息子は息子のままでいい」という言葉を本人はそう捉えたのだとしたら、自分は兄より劣っていて、母親もそう思っていると感じているのかもしれません。

本当に言葉は慎重に使わなければいけませんね。

今本人は自信を取り戻したくてあがいているように見えます。

昨日突然バッティングセンターに行ったのも自分を確認したいからのように見えました。

今日も外に出たいようですが、昨日よりだるさがあり出れないでいます。

登校はあきらめているように見えます。夕方また歩きながら話を聞きたいと思っています。

 

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(2016/07/11)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

状況了解いたしました。

またお知らせくださいますようお願いします。

 

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(2016/07/11)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今日も登校はできませんでした。

昨日もスマホをいじる以外は何も手につかない様子でした。

今朝も起きられず、めずらしくお昼頃本人から電話がきて、「11時頃まで起きれなかった。体調が中2の頃に戻った感じがする」と不安そうに言っていました。

夕方戻ってみるとだるそうで、散歩に誘っても、動くのも無理な様子でした。

頭痛もあるようです。

学校に行くどころじゃなく、本当に1年半前に戻ったようで焦りを感じます。

今週伺いますが、もし来週の週末に入れる時間がありましたらお願いしたいのですが、どうでしょうか?

仕事柄休みがとりにくく、土日にお願いするしかなくてすいません。

意識していなかったことが意識化されることで状態が悪化することがあるのでしょうか?

もしあるとすれば、そのことが今までの体調に関与していたということになるのでしょうか?

 

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(2016/07/12)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

*意識していなかったことが意識化されることで状態が悪化することがあるのでしょうか?

→可能性はゼロではないと思います。

ただ、今までこれをさせていただいたお子さまは皆改善傾向が見られますので、正直なところ、私も戸惑っております。

私の未熟さを痛感いたしました。

何か、他に目をつけるべき点があるのかもしれません。

ちなみに私が作りました言葉は、全部かけてみられましたでしょうか。

*もしあるとすれば、そのことが今までの体調に関与していたということになるのでしょうか?

→こちらはなんとも言えません。

申し訳ありません。

7月23日(土)でしたら、17:30-20:30でしたら可能ですが、いかがでしょうか。

 

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(2016/07/12)
(お母さん→新井)

中3の春頃の、体調が少し良くなってきた頃から、夕方歩きながら話をするのが日課になっていました。

もっぱら本人が野球仲間の話をしたり昼間考えたことなどを話すのですが、今までは出たことがなかった父親や兄のことを少し話題にしながら、新井さんが伝えてくれたことをできるだけ繰り返しました。

が、本人の心に届いたかどうかは分かりません。

こちらの意図が伝わった感覚は持てなかったのですが、また繰り返し話すつもりです。

あとはとにかくいいところを褒め続けようと思っています。

23日ですが、その時間で了解しました。

ありがとうございます。

 

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(2016/07/16)
(お母さん→新井)

おはようございます。

残念ながら今週も登校はできませんでした。

朝7時半頃声をかけるのですが、生返事はするものの起きる意思は感じられないので、そのまま私は出ます。8時過ぎに電話をしても、寝ているらしくほとんど出ません。

1日ずっと寝ているわけではないようですが、音楽を聞いたり、テレビを見たりして過ごしているみたいです。

学校のことは考えないようにしているようにも見えます。

何か言われたくないのか、夕方から一人で外に出て(置き手紙には頭を冷やしてくると書いて)2~3時間帰って来ない時が3回ありました。

「明日も行けないよ」というメッセージのようにも感じました。

今週はなかなかゆっくり話ができずに過ぎてしまいました。

最近本人はよく、「俺のしようとすることをいつもそうやって否定する」とい言います。

ほんのちょっとした言葉かけもそんな風に感じてしまうようです。

できるだけ本人の意思で決めさせたいとは思いますが、確かに小学校やそれ以前の頃は本人の気持ちより私が決めていることが多かった気がします。

それも「あなたは信用できないよ」というメッセージになってしまったのかもしれません。

新井さんのところに行くのは本人には本意のようです。よろしくお願いいたします。

追伸: 昨日本人に学校に行くことはあきらめたの?

と聞いてみたら、「まだ」との返事でした。

出席がもうすでに足りないことは知っているはずですが、現実感はありません。

留年を覚悟でこのまま続けるのか、一旦休学にするのか、それともあきらめて退学にするのか来週には答えを出さなければなりません。

本人にはその事は伝えていません。

本人の言う、「行けるくらいなら行ってるよ」というのが本音なのでしょう。

 

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6回目(2016/07/16)のカウンセリング後

(2016/07/18)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

土曜日はお忙しいところありがとうございました。

本人の様子ですが、学校への気持ちは変わらず、今週も行けそうもありません。

やはり「我慢してもいいことがない」「これ以上我慢したくない。新井さんも我慢しない方がいいと言った」「もうどうでもいい」「学校に行かなくちゃという気持ちがなくなった」などという言葉がでるだけです。

学校には行きたくないけれど、結果としては留年が決まることに挫折感や無力感も感じているのでしょう。

「なんで自分ばっかり…」という不平等感も抱いてているようです。

動く気もしなく、スマホをいじって気を紛らわしています。

学校はあきらめるにしても、自分の未来を「どうでもいい」とは思ってほしくないので、野球をしていた頃の話をしながら、自分の意思で決めてきたことがいっぱいあったことや、お母さんを心配させないように頑張ったり我慢をしたことを褒めたりしました。

今は本人が一番辛いとは思いますがどう接すればいいのでしょうか。

本人が自分の感情を自覚することは必要なこととは思いますが、だから何をしても無駄だと思ってほしくはありません。

当初の方針と変わったところがあるのだと思いますが、今後どういう方針で進めていく予定でしょうか?

こちらの望みは5月の時点と変わらず、本人のストレスが軽くなり、身体の症状が改善することだけです。

とにかく今は反発心を強めないようにして、普通の関係を維持することを意識しています。

自信のなさは以前より強くなっています。いったいどうなっていくのか心配です。

 

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(2016/07/18)
(新井→新井さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

状況了解いたしました。

今後については前回お話ししたとおりですが、ちょっと気になる点がございます。

前回のお母さまからのメールにもありましたが、
息子さんが「お母さんが分かってくれない、聞いてくれない」
と、かなり訴えていたことです。

例えば、移動の新幹線の中でも、こういうことがあって、、、などと、お母さまの話とは違うちょっと驚くようなことを話していましたし、

「私立へ行くなら金は出さない」の話も、息子さんは「いや、お母さんは確かに言った」というのです。

そして、
「もうお母さんにわかってもらうのはあきらめた」と。

「母子家庭でボクとお兄ちゃんのこと、お父さんのことで一番ストレスをためてきたのはお母さんです。だからもうあきらめて、バイトでもして自立します」

というのです。

基本的に子供の訴えは信じますが、真偽は私には正直なところ分かりません。

(子供がどう感じたか、は大切です)

あきらめてはいけない、とはいいましたが。

子供は親(近親者)のあり方を学校や社会との関わり方に反映させます。

母に対してあきらめが出てしまったのでは、それが学校に対して反映されてしまいます。

そこで、普段の関わりも接し方も言葉も、「完全120%共感」にしていただきたいのです。

「完全共感、全肯定」です。

心穏やかに。

次回、真偽をハッキリさせてから、と思っていましたが、今すぐ取り組んでみてください。

お母さまのあり方次第で、彼は救われます。

前回の板書写真を添付いたしします。

大変恐縮な内容で、本当に申し訳ありませんが、彼の本音です。

息子さんはあの板書は見られたくなかったようなので、彼には内緒にしてください。

 

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(2016/07/21)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

前回本人がセラピーで言っていたことは事実と多少ずれるところもありますが、本人がそう感じたのであればそのまま受けとめたいと思います。

私にははっきりとは言いませんでしたが、もう今の学校に戻るのはいつからか、自分の中では無理だと決めていたのかもしれません。

本人が、「もうはっきり留年だと言われたの?」と慌てながら言っていたことがあったので、てっきり続けたい気持ちがあるのだと思い学校側から言われたことを伝えていました(「これから続けて来れればなんとかなる」など) 本人にしてみれば、自分の気持ちをわかってくれない、ということになっていたのですね。

別に責めるつもりはなく、現実を伝えて、あとは自分で判断するしかないとは思っていました。

だから、この3週間は朝起こしはせず、職場に着いてから学校に欠席の連絡をしました。

今週もまったく行く気がないことはそちらにお邪魔した土曜日からわかったので、それを確認する言葉かけをしたら、「やっとわかってくれた」という風に、反発の態度はなくなりました。

ただ私自身は4月の頃は、少しでも体調が戻り、高校生活を楽しんでほしいと切に願っていたので、気持ちとしてはまだ現実を切り替えられないでいます。

あとの半年以上をどう過ごすかのイメージは本人にはまだないようですが、来年誰も知っている人がいない県外の寮がある高校に入って1年からやり直すとは言っています。

今の彼に新たな環境で集団生活を続けることは無理だと思うのですが、「それもいいね」という風には答えました。

周りに知り合いがたくさんいる実家に帰ってきているので、昼間外に出ることはしないと思います。

ネットの制限は話し合うつもりですが、おそらくスマホやゲーム、テレビで過ごすことになるかなと思います。

今の彼にどうことばかけたらいいでしょうか?

ここ何日かは雨が降らないので、夕方外を歩きながら本人の話を聞いています。

相づちをうつことに終始している感じですが、声のト―ンが低かったりして真剣みが足りないと文句を言われます。

彼にはどういうリアクションが有効でしょうか?

 

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(2016/07/22)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

状況了解いたしました。

お母さまのご心中お察しします。

*彼にはどういうリアクションが有効でしょうか?

→「重く受け止める」ことをしっかり意識なさってみてはいかがでしょうか。

その方が真剣みが出ると思います。

 

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(2016/07/23)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

本人の様子ですが、学校のことを心配しなくてよくなったからか、昨日今日と比較的早く起きれています。だるそうな様子はそれほどありません。

暑いので昼間は外に出ませんが、夕方になってコンビニに行ったりしています。

水曜日の夜外を散歩しながら、自分が一番圧迫感を感じていたのは何だと思うか聞くと、お兄ちゃんの言うことに合わせていて、したいことを我慢したことだといいます。

その時は自分は小さくて疑問にも思わなかったけど、それをさせてきたお母さんも悪い。

母子家庭で、お母さんを助ける人もいなくて仕方ないと思うけど、離婚したのも悪いし、そういう人と結婚したのも悪い。

という内容の返事でした。本人にしてみれば、あまりにも兄と過ごす時間が長く、他の自分の価値を示してくれる存在がいなかったことに今気付いて、その事への不満も感じているのでしょう。

父親がいない環境にしたのは私なので、その事は謝り、たくさん我慢してくれたことへの感謝を伝えました。

本人が小学生の時、野球の練習がない日には近所の公園で二人で暗くなるまでキャッチボールやノックをしました。

(私にソフトボールの経験があったので)その時に結構厳しいことばをかけてしまったことや、ライバルに差をつける為に、プロの選手が教える野球塾に通わせたことなどを思い出し、その事はどう感じていたかを聞くと、それは特に嫌だったとは思っていないとのことでした。

兄とは喧嘩することがなかった分、本人が無意識に我慢していたこともあったのでしょう。

いいも悪いも兄弟での影響は大きかったのだと思います。

兄のことは中2の頃までは見本のようになっていて、「お兄ちゃんと同じ高校に行きたい」と言っていました。

私も本人をもっとほめて認めてくればよかったと思います。

去年、不登校の子に一日3回ほめると改善に役立つという著書を読んで、ほめていたつもりだったのですが、とても足りるものではなく、やり方も適当ではなかったと新井さんの言葉かけの文(4月にダウンロードした)を読んで思いました。

今回開いて頂ける先生の言葉かけの講習会にも申し込もうと思っています。

今日はよろしくお願いいたします。

 

7回目(2016/07/23)のカウンセリング後

 

(2016/08/06)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

遅い時間にすいません。現在の本人の状態ですが、7月26日に正式に休学を伝えました。

実質復学は無理なのですが、どこにも属していないより、一応高校生という立場であるようにとの学校側の配慮で、来年3月まで一応休学ということにさせていただきました。

本人は残念より、すっきりした様子で、「自分のことを認めてもらえないならいっそやめた方がいい」と言っていました。

「自分なりに頑張った」とも。

今は家で自由に過ごしていて、他の高校生も夏休み中なので体調も安定しています。

教室に行きにくくなった原因の一つに、中学の時の学習の習得が充分じゃなかったことがあったと本人もわかっているのですが、今は教科書を開く意欲は出ないようです。

兄のイメージは今よくありません。

兄に悪気はなかったとしても、本人が否定されたように感じたのであればそれは事実だったととらえるべきなのでしょうね。

ただそれを乗り越えなければまた同じことの繰り返しになってしまう気がします。

まとまりがなくてすいません。明日はセミナーよろしくお願いします。

 

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(2016/08/06)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

*兄のイメージは今よくありません。

兄に悪気はなかったとしても、本人が否定されたように感じたのであればそれは事実だったととらえるべきなのでしょうね。

ただそれを乗り越えなければまた同じことの繰り返しになってしまう気がします。

→状況了解いたしました。

兄のことに深く焦点を当ててカウンセリングを進めていく必要がありそうですね。わかりました。

ではセミナーの方、よろしくお願いいたします。

 

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(2016/08/07)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

とても参考になりました。

ついしつけなければと思ってことばを選んでしまっていたのですが、それが本人の心に届いていないことも気付いていました。

もう迷わずことばが使えそうです。

自分自身の親力は上げていかなくてはと思いますが、本人の記憶へのアプローチは、新井先生にお願いするしかありません。

またお世話になります。今日はお疲れ様でした。

 

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(2016/08/15)
(お母さん→新井)

夏休み中の本人の様子お伝えします。

朝起きる時間はまちまちですが、「寝起きの気分がよかった」と言う日が何日かありました。

お盆は私の実家にいとこ達と一緒に泊まって、バトミントンをしたり小さい子と遊んだりして楽しめていました。

少し前にこんなことを言っていました。

「自分は病気というほどじゃないから、人の中に入るようにした方がいい方にいくんじゃないかな」と。

お盆も人の中に入るのを楽しみにしていました。

学校という集団の中に入らなくてもいい安心感もあるとは思いますが、よくしゃべっていて、自分が考えたことを話したくて仕方ないようです。

以前に比べ、自分の意見を言うようになったなと感じています。

「このままではいけない」気持ちはあるけれど、どう行動したらいいかわからない。

誰か「こうするべきだ」とはっきり言ってくれるような強い力がほしい。

というような気持ちがあるようです。

(本人が私の妹に話していた)「このままじゃいけない」という気持ちに添いながら、自分から道を選べるよう支えていきたいと思います。またリポート致します。

遅くなってすいません。

 

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(2016/08/19)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

遅い時間にすいません。

最近は自分で買い物に行って料理を作ったりしています。

そんなところから自分らしさを見つけてくれればと思います。

兄の話は最近あまりしません。

兄に対しては色々な感情があるとは思いますが、決していじめがあったわけではありません。

むしろ兄と一緒にいる時間が長過ぎて、自分と兄との境目が無くなっていたようにも思います。

いつも兄を見て、兄の真似をしていればよかった為、自分はどうしたいのか、どう思うのかなど、自覚し表現することが少なかったかもしれません。

本人が小学3年生の時に、「自分はお兄ちゃん病なんだ」と言っていたのを思い出します。自分にとって絶対の存在である兄のことばは、本人にとっては言った側が思う以上に自分を表すことばとして残ったのかもしれません。

今そんな風に感じています。

明日はよろしくお願いいたします。

 

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8回目(2016/08/20)のカウンセリング後

 

(2016/08/20)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

本人なりに色々なことを考えていることがわかりました。

兄のことを慕っているがゆえの執着と思っていましたが、そこに恐怖や支配が関与していたとは私も初めて気付きました。

兄自身も小さい時から父親に恐怖による支配を受けていたと思います。

何とかそこから逃がし、守ろうとしましたが、私自身は逃れられても、親子である子供達への執着は完全には断つことはできませんでした。

今はむしろ、一時的とはいえ、父親のところにいる兄のことが心配です。

ツイッターを見る限り体調はあまりよくないようです。

今の息子のように、いつか本人が過去と向かい合うことの手伝いができればとは思っています。

今息子は自分の容姿のことをとても気にします。

鏡を見るたびに落ち込むといった感じです。

そんなところも軽くなるといいなと思います。

また来月よろしくお願いいたします。

 

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(2016/08/26)

最近の本人の様子をお伝えします。

一番の変化は、自分で買い物に行って料理をしたり、家の手伝いをするようになったことです。

あと、スマホではなく、本(小説など読みやすいのが主ですが)を読むようになりました。

参考書も時々開いています。

着ている服のことを必要以上に気にするなど、まだ自分への自信のなさはありますが、本人らしさは出てきています。

他の子が夏休みが終わる為、少し焦りや不安は感じてきているようです。

本人いわく、「何を選ぶにしても、自分で決めていきたい」そうです。

自分で決めていいんだという気持ちがでてきたように見えます。

充電の為に必要な時期と割りきって、本人の成長を見守りたいと思います。

 

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(2016/08/28)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

ご返信遅くなりました。

状況了解いたしました。

善くなってきているようですね。

ただ、見た目を案外気にするとのこと、注視したいと思います。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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(2016/09/06)
(お母さん→新井)

連絡ありがとうございます。

本人の様子ですが、9月に入り、他の子が学校に行き始めたことで、初め少し落ち込む様子がありましたが、今は慣れたのか夏休み中の延長のように過ごしています。

ただ平日の昼間はさすがに外には出にくいようです。

図書館で本を借りてきたり、簡単な料理を作ったり、夕方私と30分うくらいバトミントンをしたりしています。起きる時間や寝る時間はできるだけ一定に保つことは意識するよう声をかけています。

体調や表情は悪くありません。自暴自棄になっている感じもありません。

が、来年4月から別の高校に行って運動がしたいとは言っていますが、将来自分がどうなりたいなどのイメージや目標などはもてていなく、このままの生活をしていても、その時がくれば普通に学校に通えると思っています。

入れるところに入れればいいと思っていて、やれることはやっておこう、自分ならできる、というような受験生がもつような希望や意気込みは感じられません。

そんな様子を見て、中学に入学したばかりの時、部活で先生が、「自分がなりたいポジションをグランドの向こうから大きい声で言ってみろ」と言われた時に、それまでやっていたポジションとはまるで違う、外野のライト(一番球がこないポジション)を希望したと言っていたことを思いだしました。

先生はできるかできないかではなく、意気込みを聞きたかったのだし、傍からみていてももっと大変なところも十分できると思うのですが、本人が自分のことをそう思えないのであれば仕方ないし、肘のこともひっかかっているのかなと思っていました。

今思えば、その頃から自信の無さや目立ちたくないというような気持があったんだろうなとと思います。

兄のことは時々言います。「お兄ちゃんに似てる(顔や雰囲気が)と言われてすごいショックだった」「お兄ちゃんと今は会いたくない」など軽く批判するような内容が多いです。

自分のことは「人より感受性が高いんだ」などと言ったり、テレビや本で読んだことの感想を話したりします。

夕方外に出た時に夕焼けの空を写真に撮ったり、スケッチブックに簡単な絵を描いたりしています。

出来るだけ本人の話に耳を傾けてるようにはしていますが、本人の自信に結びつくには足りないなとも思っています。

もちろん不安や心配は日々襲ってきますが、指示や先回りはしないよう肝に命じています。

先日夜(10時頃)、本人が音楽の録音中だということを知らずに私が家のワイファイのスイッチを消した時、次の日気分も体調もとても落ち込んでいました。

私がわざとで消したと思ったとのことで、「待機電力を節約する為だ」と説明すると、気分は回復しました。

改めて信用されている実感をもたせることの必要性を感じました。

市内の高校の野球部にいるかつての仲間のことを「〇〇はすごいな」と褒めているのを聞いて、受験の時に、同じ高校を受けた親友が受かって自分が落ちた時、自分のことより「〇〇は受かってよかった。〇〇はあの高校で野球がしたかったんだ」と、泣きながらも言っていたのを思いだしました。

その時はやさしい子という風に思いましたが、自分という実感がもてていなかったとも感じています。

その友達が受けるから、という動機も大きかったのです。

 

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(2016/09/16)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

最近の本人の様子です。

体調は比較的良く、昼夜逆転はありませんが、昼間緊張感が無く、夜なかなか寝付けない日はあるようです。

昼間は外に出るわけにいかず、この先どうなるのかというストレスを感じ初めています。

「お母さんは何も言ってくれない」と今日言っていました。

自分を突き動かしてくれる何かが欲しいようです。

それがないのに勉強はする気にならないとも言っていました。

「こうするのがいいんだ」と言って欲しい気持ちはあるようですが、それは母親ではない気がします。

私は今の本人の、夕方バトミントンをしたりなど、運動したい気持ちがでてきたことや、朝起きる時間が少し早くなったこと、自分の部屋を掃除したこと、手伝いをしてくれること、テレビや新聞を見て、自分なりの意見を言うようになったことなどをほめています。

これからは、本人が気にしているお金のことや、どんな進路の可能性があるのかなどをタイミングをみて話し合いたいと思っています。

では明日はよろしくお願いいたします。

 

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(2016/09/16)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。ご連絡ありがとうございます。

状況了解いたしました。

*それは母親ではない気がします。
→私もそう思います。

*自分なりの意見を言うようになったことなどをほめています。
→はい。まずはそこからだと私も思います。

では明日よろしくお願いいたします。

 

9回目(2016/09/17)のカウンセリング後

 

(2016/09/17)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

新井さんの問いかけに、自分の気持ちや状況をちゃんと言語化したり、一貫性がもてていることに少し驚きました。

自分を解放することにつながることを願うだけです。またよろしくお願いいたします。

 

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(2016/09/23)
(お母さん→新井)

本人の様子は特に先週と変わりありませんが、2~3日前、急に「お母さん、中学の時の友達とちゃんと会えるようになるのかなぁ」と心配そうに聞いてきました。

体調のことで精一杯だった時よりは現実的なことを気にするようになったなと思いましたが、「大丈夫だよ」と答えました。

昨日は私の妹夫婦と3人で軽い登山をして来ました。

体力がついたのを感じます。

 

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(2016/09/23)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

本人の様子ですが、体調は比較的良く、夜は料理を作ったりしています。

昼間外に出れないのがストレスになっているようで、暗くなった頃近くを散歩したりしています。

昼間は借りてきたDVDを見たり、好きな本を見て過ごしています。

勉強はする気にならないようで、勉強しなくてもいい高校に入ると言っています。

休学している高校でやり直すつもりはなく、かといって家から通える学校は知り合いと会うので考えられず、知っている人がいない=県外の寮がある学校、ということになるようです。

寮がダメなら一人でアパートから通うことを考えたようで、散歩をしながらそのことを話しました。

高校生活は勉強や友達関係、部活などで余裕がなく、生活のことは誰かに手伝ってもらわなければ3年間通うことは無理なこと、それをさせられる経済的余裕はないことを話しました。

本人に現実感がない分「やっぱりダメか」という落ち込みはありました。

一日何もやる気にならないようでした。今本人に焦りや不安があることは見ていてわかります。

誰かに何かを言って欲しい気持ちもあるのでしょう。

ヒントになることは伝えたいとは思いますが、やはり最終的には自分で決めて欲しいと思っています。

今気になるのは、あまりに現実感が幼いことと、容姿や着ている服をとても気にすることです。

今のような自意識では他人の中で必要以上のストレスを感じるだろうと思います。

でもやはり、人の中に入って自分を試し、経験し、成長したり、自信をもったりして欲しいと思っています。

では明日4時にうかがいます。よろしくお願いいたします。

 

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(2016/09/23)
(新井→お母さん)

状況了解いたしました。

お兄ちゃんの件を解決したら、次は、人の目が気になることを解決しなければならないですね。

確実に進めてまいります。

 

10回目(2016/10/01)のカウンセリング後

 

(お母さん→新井)
今日はお忙しいところありがとうございました。

カウンセリングの後「自分は変わらなくてもいいのかなぁ。

自分のこと新井さんに任せればいいのかなぁ」などと言ったので、「変わらなくてもいいよ。ただ今より楽になればいいと新井さんもお母さんも思っているんだよ」と言いました。

「学歴なんて関係なく一人で自立して(人と離れてアパート暮らしをする)生きていければいいと思ってる」とも。

だんだん自分らしさはでてきていますが、カウンセリングの時に言っていた「一人でいても寂しくない」というのは「周りに見放される前に自分から見放す」という無意識の心の表れかなという気もしています。

現実を受け入れながら、本当の意味で自分の為に前に進む行動がとれるようになってほしいところです。

でも、野球を始めた動機を自分なりに振り返っていたのは少し驚きでした。

 

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(2016/10/11)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

遅くにすいません。

本人の様子ですが、少しずつ、エネルギーがたまっている感じはしますが、まだ新たな行動を起こすところまではいっていないように見えます。

慣れない状況や慣れない感覚(臭いや音など)を覚えた時に軽いパニックの症状(不安感やイライラなど)がでたこともありました。(すぐに回復はしました)

兄のことをたまに「お兄ちゃんて〇〇だったよね」と軽く批判するような言い方で口にします。

お兄ちゃんに似ていると言われたことがとてもいやだったとも言っていました。

私と話している時に「今までいっぱい我慢してきた」ということを以前から何回か言うことがあり、初めは何を我慢してきたと言っているのかわからなかったのですが、今は何となくわかる気がします。

息子(Yさん)への兄の影響は大きいとは思いますが、その兄は私の影響を息子(Yさん)以上に受けていると思うからです。

兄は私を助ける気持ちが息子(Yさん)よりとても強く、甘えることをほとんどしなかった気がします。

私は二人を支え守っているつもりでしたが、逆だったことにやっと気がつきました。

特に私は兄のことをとても頼りにしていて、兄は小さい時からそれを感じていたと思います。

母と父の異なる生き方や価値観に挟まれて、無意識の我慢の中で大きくなっていったのでしょう。

兄の我慢はいつも一緒にいた息子(Yさん)にもよくも悪くも影響したと思います。

が、息子は兄とは立場も感じ方も違い、理解出来ないことの方が多かったことは想像できます。

それでも息子(Yさん)なりに余裕のない母の手をわずらわせないようにしたい気持ちはあったでしょうし、父がいない環境に我慢もしていたのでしょう。

昨日夜車で走っていた時に「たくさん我慢してくれてありがとう」と言うと、その時は「いいよ、お母さんだって仕方なかったんだよ」などと言っていて、その後、「なんか今無性に外に出たい」と2回ほど言いました。

車をどこかに止めてという意味ではなかったと思います。本人の気持ちに添ったことばかけをすることの大切さを感じました。

大きな変化はありませんが、じわじわと前に進めればと思っています。

土曜日はよろしくお願いいたします。

 

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(2016/10/12)
(新井→お母さん)

内容拝見いたしました。

*大きな変化はありませんが、じわじわと前に進めればと思っています。
→はい。今は大きな変化を求めるより、

「なぜ苦しんできたか」をちゃんと解明して、理解することが大事だと思われます。
ここをしっかりしておくと、息子さんはいずれ動けるようになると思います。

また前向きに取り組んで参りましょう。

 

11回目(2016/10/15)のカウンセリング後

 

(2016/10/15)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

帰りに歩きながら話したのですが、追われているような感じは本人は主に登校できなくなってからのことの心境のようでした。

「欠席する前はどう?」と聞くと、「お兄ちゃんに対して、怒られるけどほめられることがないことがそんな感じ」とは言っていました。

本人は本人なりに今日感じたことをスマホにメモって私に見せてくれました。

自分の立ち位置を自覚したいこと、追われているものの正体がはっきりすれば対人の不安がなくなるのかも、という内容でした。本当に借金がスッキリすればいいなと思います。

 

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(2016/10/21)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今週の本人の様子ですが、週初め(月、火)は体調は特に変わらないないようだったのですが(夕方のバトミントンも自分から行くと言った)、水曜日頃から身体のだるさや眠気が増し、何もする気にならいようでした。

昼間はほとんど布団に入っているようでしたし、自分でも「眠くて、なんか中2の時みたいだ」と言っていました。

イライラしている感じもあり、「失ったものが多すぎる」と言って布団をかぶったりしました。

あせりからくるストレスもあるのかマイナス思考になっています。

時間もあるので色々考えてしまうのでしょう。

私に対して「気を使うな」「もっと率直に言えばいいだろう」と言う反面、現実的なことを言うと、「否定している」と怒ります。

「自分の好きなようにやりたい」ということばから、私も本人の素直さや頼りなさに対して、気づかないうちに干渉し、それが否定のメッセージになっていたのかなという気もしています。

本人にとっては、身近な人に合わせるのが当たり前になっていたのかもしれません。

ただ、好きなようにやりたい気持ちと、誰かどうしたらいいかはっきり言って欲しい、という気持ちもたびたび口にします。

一緒に考える姿勢でとは思っていますが、何を選択するにしても、心から信頼できる関係は不可欠で、まだそこにはいっていないのを日々感じています。まとまりがなくてすいません。

 

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(2016/10/22)
(新井→お母さん)

そうですか、調子が落ちたのですね。

なかなか対応が難しいとは思いますが、根本にまだまだ問題を抱えていることを表していると思います。

お母さまは肯定的なメッセージを心がけてあげてくださいね。

また次回、このあたりのことをお聞きできればと思います。

 

12回目(2016/10/29)のカウンセリング後

 

(2016/10/29)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

始める前は疲れた様子があったのですが、帰りはスッキリした様子で、「何か希望が見えてきた気がする。本当の敵が見えたというか、敵が見えればそれを新井さんと一緒にやっつければいいんだと思えたというか、少し気持ちが軽くなったよ」と言っていました。また様子をお伝えします。

 

(2016/11/04)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今週の息子は比較的体調は良さそうで朝も今までより一時間くらいは早く起きれていました。

自分が考えたことを誰かに話したいようで、私が帰ると沢山話します。

最近よく口にするのが「自分のことを客観的に見て・・」ということばです。

自分なりに自分の心の動きを分析するようになったのかなと感じています。

以前の自分と今の自分を比較し、それをノートに書いたりしています。

では明日10時半に伺います。よろしくお願いいたします。

 

13回目(2016/11/05)のカウンセリング後

 

(2016/11/05)
(お母さん→新井)

今日はお忙しいところありがとうございました。

帰る道中「明日床屋に行ったりブックオフに行ったりしたい」などと言っていました。

実行できるかどうかは分かりませんが、動きたい気持ちが出てくるといいなと思います。

新井さんがおっしゃったように、関わる時間はわずかでも、本人にとって人生を変えるような負のメッセージは残せることを思い知りました。

同時に受容され、信頼されて育つことの大事さも痛感します。

またよろしくお願いいたします。

 

(2016/11/13)
(お母さん→新井)

 

お疲れさまです。今週の本人の調子ですが、波のある一週間でした。

水曜日にガクッときて、何もかもどうでもいいような心境になり、夕方のバトミントンにも行かなかったのですが、次の日には戻った感じになり、その時は少し安堵しました。

夕方買い物に行って夕飯を作ることはありますが、昼間は音楽を聴いたりするだけで、一人部屋でボーッとし、ぐるぐるめぐりの思考をしているようです。

何かしなくちゃという気持ちと、何もできていない自分への苛立ちがあるように見えます。

「自信がない」ということばは本人からよく出ています。

毎日の会話の中で、自分の意見はよく言うようになったなと感じます。

調子が悪かった時に、「だって今までの自分の全てだと思っていた世界が無くなってしまったんだから・・」というようなことを泣きながら言うので、「お兄ちゃんのこと?」と聞くと、うなずづいていました。今時間があり、つい考えてしまうのでしょうが、動く為のきっかけも必要な時期なのかなという気もしています。

まとまりがなくてすいません。

 

(2016/11/21)
(お母さん→新井)

本人が昨日、来年からの為に、あるフリースクールに行きたい旨を言いました。

そこは小さい時から交流のあった叔父が勧めてくれていました。

今何かをしなければという気持ちにはなっているようですが、毎日の行動はあまり変わっていません。

一応説明会には行ってみようと思っています。

 

(2016/11/30)
(お母さん→新井)

お世話になっております。

息子の状況ですが、先週フリースクールの説明会に行って来たのですが、今の自分には合わないと感じたようです。

「過保護過ぎる」「軍隊みたいだ」などと言っていました。

ただ、自分で動かなければ、結局は誰かに管理され、動かしてもらえる環境に行かないと状況は変わらないことは感じたようで、今週は朝8時に起きたり、外を走ったりしています。

相変わらず容姿のことは気にしますが、以前ほどではない気もします。

また今後については本人と話し合っていきたいと思います。

 

14回目(2016/11/30)のカウンセリング後

 

(2016/12/05)
(お母さん→新井)

先週のカウンセリングの次の日は、後退したような状態になり、1日暗い部屋にいて、何もする気にならないようでした。

次の日には回復して、散歩に出たり、夕飯を作って待っていてくれたりしました。

3日目頃よりこれからについて本人から具体的な話をするようになり、私が現実的な話をしてもすんなり受け入れる感じがありました。

ちょっと変わったぞという印象でした。

次の日には自分から県内の行きたい学校を決め(私立ですが)、外に勉強する場所を確保したいと言いました。

(家では集中できないという理由)

今少しずつ机に向かっています。

本人が望むようになるかどうかは分かりませんが、自分で止まっていた時計を動かしだしたことは確かなので、久しぶりに私の心も少し軽くなりました。

後は本人の意志を尊重しながらできる援助をしたいと思います。

本人も「ちょっと解放された感じはある」と言っていました。

「お兄ちゃんもお父さんも大嫌い」とも。嫌い、と口に出して言えるのはいいことかななんて思っています。

 

(2016/12/10)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今週の息子の状況ですが、バスに乗って(20分位)駅前の自学ルームに2回ほど行って来ました。

そこには相談にのってくれる人もいて、人と話せるのはいいかなと思っています。

平日毎日通うのがこれからの目標です。

以前ほど人目を気にしなくなった感じはします。

でもまだ自分の顔に自信がもてないようです。

 

(2016/12/11)
(新井→お母さん)

いつも大変お世話になっております。

レポートありがとうございます。

カウンセリングで何をしたかを書いていただけると、分量を補えますので、そうしていただけますとうれしいです。

 

(2016/12/11)
(お母さん→新井)

返信ありがとうございます。

カウンセリングの後、本人はその日にやりとりしたことをいつもメモっているので、それをまた読み返してみるよう伝えました。私もメモしたのをまとめようと思います。

 

(2016/12/16)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。今週の息子の状況です。

今週は4回ほどバスに乗って自学ルームに行ったのですが、疲れがでたのか昨日から気分が戻ったような感じで、ネガティブになっています。

「どうして高校に行かなきゃならないのか」「自分はどう生きたいか決まっているのに無駄だ」「高校に行くのは損ではないと思うけど…」とも。

受験はするとは言っていますが、今のような気持ちではとても続くとは思えないなと感じました。

継続して話し合っていきたいとは思っています。

「自分に気を使わなくてもいい」「友達なんていらない、一人でいい」「これから高校に行くのはこの一年が無駄になる」など、他の子より年上であることや、一年遅れたことに罪悪感や受け入れられない気持ちが言葉から伺えます。

今はあまり大騒ぎせず話を聞きながら様子をみたいと思っています。

明日伺います。よろしくお願いいたします。

 

(2016/12/17)
(お母さん→新井)

本人はまだ体調的に集中が続かないということもあるのですが、勉強をすることと兄や父の価値観が本人の中で重なるのかなと思うことがあります。(本人の言葉から)

机に向かうことに何か別のストレスがあるように見えるのです。

 

15回目(2016/12/17)のカウンセリング後

 

(2016/12/17)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

新井さんのおっしゃるように、集団の中に入ることにまだ不安や怖さがあるのでしょう。

周りに責められているような感覚は、今年の高校でのことの方が鮮明で、あんな思いをするなら一人でいた方がいいという方向にいってしまうようです。

帰る道中、この2年間を意味のあるものにするのはこれからの自分次第で、集団の中に入ったから無駄になるなんてことはない、ってことや、独学で学ぶことと孤独に勉強することは違うことなどを少し話しました。

カウンセリング中は進学に消極的な感じでしたがむしろ、本当に通えるのかなぁという現実感がでてきたことはいいことかなとも思っています。

新井さんのおっしゃるように、譲れることと譲れないことをはっきりさせてからじゃあどうするのか考えなければと思っています。

 

(2016/12/18)
(新井→お母さん)

後輩と一緒に、というのは不登校の子が絶対嫌がることです。

集団についてもまだかなりイヤなようですね。

じっくりほぐして参りましょう。

 

(2016/12/25)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

最近の息子の様子ですが、日によって差があります。

先週のカウンセリングの時は後ろ向きで、人の中に入ることへの不安が強かったのですが、翌よく日には気持ちがまた前を向き始め、自学室に行ったり料理をしたりしていました。

週の後半は疲れがでるのか、木曜日は何もする気が起きないようでした。

その時の本人のことばに「お兄ちゃんもお父さんも自分がしたいことをすると怒る」「教室で人に合わせる自分が嫌いだった」「学歴なんかいらない」「高校に行く意味がまだわからない」「自分は器が小さい、現実をまだ受け入れられないんだ」などがありました。

一年上だということに引っかかりがあるようでした。

昨日からは表情もよくなり、自分からよくしゃべっていました。

今日はバスで図書館に行ったりストレッチをしたり本を読んだりしていましたが、ボーッと何かを考えていることも多いようでした。

どうしてそんなに考えてしまうのかなぁなんて見ていて思ってしまいます。

木曜日伺います。よろしくお願いいたします。

 

(2016/12/26)
(新井→お母さん)

状況了解いたしました。

どんなことを考えているのでしょうね。

まだ父と兄の支配からは脱し切れていないと思われます。

少しずつ変わっていければ良いですね。

 

(2016/12/29)
(お母さん→新井)

おはようございます。

今週の息子ですが、朝起きる時間がまた遅くなったのが気になりますが、ボーッとしていることは少なかったようです。

本はよく読んでいます。家でも少し教科書を開けるようになりました。

2~3日前から寝つく時に、「今までの恥ずかしかったことがフラッシュバックして眠れない」と言います。

中学や高校で、休んでいることに対する周囲への引け目の記憶のようです。

「自分をなかなか客観的に見れない」とも。

それでも、この頃はあまり容姿に関しては言わなくなった気がします。

今日はよろしくお願いします。

 

16回目(2016/12/29)のカウンセリング後

 

(2017/01/07)
(お母さん→新井)

お疲れさまです。

今年もよろしくお願いいたします。

年末年始の息子の様子ですが、大きな変化はありません。

朝は9時頃に起きることが多いのですが、寝つきは一時期より悪くなっているのが気にかかっています。

今後の話もしてはいますが、高校に行くことの意味がはっきり見いだせないようです。

自習室には通ってはいます。

よく「学歴なんて…」と言っているのですが、そういう価値観に抵抗しているように見えます。

「人に心を開けない」とも言っていました。どこか大人(親)に対する不信感があるのかな、とも思います。

 

(2017/01/10)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

本人の様子が日によって差があり、私もどう捉えていいか分からないところもあり、報告としては曖昧でしたね。

すいません。

できるだけそのまま伝えたいと思います。

先週の金曜日に塾の先生と本人と私の3人でこの先どんな選択肢があるかを話しました。

現実的なことは第三者が入った方が素直に受け止められるかと思い、私がお願いしました。

その時は途中涙ぐんだりして、今の自分にはどうしたらいいか分からないという様子で、その後も2日ほどは落ち込んでいたのですがその間に話した時に「なんで母子家庭なんだ。だから背負わなければならなかったんだ」「母子家庭がいやなんじゃない、うちは特殊なんだ。お母さんだって新井さんのところで聞いていたから分かるでしょ!」「今まで偽ってきた。嫌いな自分だった」などと言っていました。

昨日急に、以前考えていた全日制の私立高校まで行って見てくると言って出掛けました。

誰と会うわけではないので本当に行って来ただけなのですが、「通えそうな気がする」とは言っていました。

面談で通信制や定時制で卒業を目指す話などを聞き、自分でちゃんと考えなければ、という気持ちになったのかもしれません。

私としては本人の中に「人と関わりたい」という欲求や自信が湧いてこなければ見切り発車はしない方がいいと思っていますが、一応ギリギリまで本人の様子を見たいとは思っています。

 

(2017/01/12)
(新井→お母さん)

詳細にありがとうございます。

かなり悩んでいますね。苦しいだろうと思います。

*私としては本人の中に「人と関わりたい」という欲求や自信が湧いてこなければ見切り発車はしない方がいいと思っていますが、一応ギリギリまで本人の様子を見たいとは思っています。

→学校へ行くということは、人と関わり、行動を共にするということです。
それについてはお母様と同意です。

 

(2017/01/12)
(お母さん→新井)

返信ありがとうございます。

今日も本人と少し話しました。

やはりまだ高校に通うことへの不安の方が大きいようです。

今休学している高校での辛かったことを夜思い出してしまい、高校に行くことにいいイメージがもてないと言っています。

クラスの中で誰かに何か言われたわけではなく、自分自身が感じていたことなのですが、まだ学校に行く準備ができていなかったということなのでしょう。

本人なりに精一杯頑張ったのでしょうが、その時の挫折感や罪悪感は今も本人の中では壁になっているようです。

ただ、だからといって今の生活を続けるだけではそれを超える力はでないなとも感じています。

 

(2017/01/20)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今週の息子ですが、日中の活動が少ないせいか、睡眠のリズムが狂っています。

寝付くのが12時~13時くらいで、起きるのがお昼過ぎになることがあります。

本人には起きようという気はありますが、目覚ましをかけてまで実行する目的が今はもてないようです。

今日ずっと使っていなかった入眠剤(依存性のないもの)をもらいに行って来ました。

外出は今、週2~3回です。一応勉強はしていますが、心からの向上心からではなく、一応受験するかっこうをしているように私には見えます。

今日台所に立っている私に「本当に試験受かるのかな。落ちた方がいい気もちょっとある」と言いました。

たとえ受かったとしても通えないだろう。

ということは本人なりに感じているのでしょう。

私はどう返したらいいか分かりませんでした。最近「どうして生きているのかわからない」とも言います。

「お母さんはそう思わない?」とも。「どうしてかなんてあんまり考えたことないな。イヤなこともあるけど、楽しいこともあるからかな」と今日は返しました。

少し前向きになることもあるのですが、まだ不安や自信の無さからは解放されていないことを日々感じています。

先日「お兄ちゃんが「このことはお父さんには言うなよ」と言った時のことをよく覚えている。

保育園の駐車場(たまに父親と面接する時に待ち合わせに使った)だった。なんか不信感があるんだよね」と言っていました。

普段全信頼を寄せていた兄が時々そうやって豹変することへの恐れがあったのかな。

と思うと同時に、母と父との関係や態度に対して、子供なりに矛盾のようなものを感じていたんだろうなと思います。

家庭の中で、父親の存在は大きなものです。

そういうものへのあこがれもあるだろうなと思います。まとまりがなくてすいません。

 

(2017/01/21)
(お母さん→新井)

たびたびすいません。

兄のことを少し伝えます。

今父親の元から予備校に通っていますが、一時体調はよくなかったのですが、年明けから先が見えてきたからか受験に集中できているようです。(本人のツイッターから推測)

たびたび父に対する不満を書いています。

(あんな人間にはならないとずっと思ってきた。受験意外で心労ありすぎ。酒で人生大失敗したヤツが身近にいるから酒が怖い気がする。など)

もちろん本人は私がTwitterを見れるということは知りません。

本人にとってはTwitter仲間(作曲やゲーム仲間)が一番本音がだせる相手なのでしょう。

どうして父親のことをあんなに嫌っていた彼があえてその元に行ったのかずっと考えてきました。

もちろん受験に失敗してこれ以上経済的な負担をかけたくなかった気持ちもあるとは思いますが、5歳の時に突然父親を奪われた喪失感を埋める為と、私のそうせざるを得なかった無念さや悔しさ、寂しさを代わりにはらしに(もちろん無意識に)行ったのかなとも思うようになりました。

父親に対する愚直や不満、そこで何があったのかなどは私は口には出してはきませんが、心の中ではずっと無念さはあり、父親は必要だと交流に理解を見せる態度をしながら、心の中ではあんな人間になって欲しくない(人を疑う。お金への執着など)とずっと思っていたことは確かです。

そんな親の心を敏感に感じていたんだろうなと思います。

そんな自分のことや家族の実状をしっかり見なければ子供の気持ちなどわからないなと最近思います。

とりとめもなくてすいません。よろしくお願いします。

 

17回目(2017/01/21)のカウンセリング後

 

(2017/01/21)
(お母さん→新井)

今日はありがとうございました。

今は自信の無さやまた同じ思いをするんじゃないかという恐怖感の方が上回っていますが、本来人と何かすることが嫌いな子ではないと感じています。

兄も辛かったんだということは、いずれわかるかもしれませんが、今は息子自身が感じていた感覚を理解したいなと思います。

ただ兄が背負っていた重石の大きさを思うと私も辛いです。

たとえ大学に入って親から離れたとしてもそこで終わりではないことは新井さんはよくご存知でしょう。

今はただずっと見捨てることはないことを伝えるだけです。

息子に関係するのであれば、父親のことをまた詳しく伝えさせてもらいます。

もしこういうところというのがあれば教えて下さい。よろしくお願いします。

 

(2017/01/22)
(新井→お母さん)

お母様のお考え、よくわかります。

息子さんに刻まれた睨む眼、お兄ちゃんが背負う苦しみ、本当に苦しいのだと思います。

お兄ちゃんは今後どうなるか?

誰も自分の苦しみをわからない、共感してくれない、という思いを持っていることが、かなり精神の歪みを生むでしょうね。

さて、改めてお父様のことについて、深く理解する必要があります。

お父様の実家のこと、お父様の生き方、言動なとについて、詳しくお教えいただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。

 

(2017/01/22)
(お母さん→新井)

返信ありがとうございます。

了解しました。昨日帰りの車の中で、「全日制に行くことの方が自分の為になることはよくわかっているけど、また同じことになることが怖いんだ」と言っていました。

そして初めて「通信制の学校を調べてみる」(県立の通信制が二つある)と言っていました。

自分の現状を冷静にみる目が多少でてきたのかなと感じました。

どこにするにせよ実際行動するのは本人ですから、最終的には自分が「やれる」という自信や意志をもてていることが必要かなと思います。

 

(2017/01/29)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。今週の本人の状況と兄や父について少し詳しく書きたいと思います。

今週火曜日に本人も一緒に今休学中の高校に退学の手続きに行ってきました。

本人にとっては思い出したくない場所であり忘れたい先生方なので、本心では行きたくなかったのですが、どこかでちゃんとけじめをつけなくてはという覚悟もあったようです。

先生達(3人)から今後のことなど気持ちを聞かれ、自分なりに思っていることを言いました。

私も今の本人がもっている現実感の中で精一杯考えて出した答え(一旦退学して他の高校を受験すること)なので、周りの大人がもつ現実感とは違ったとしても前を向きたい気持ちを尊重してあげたい、ということを伝えました。

ただ、先生達に退学するともう助けてあげられないことや、心からその高校に行きたいのかと問われ、私から話を聞くのと違う受け止め方をしたようです。

一応書類にサインをし、あとは校長先生の判をもらうだけに手続きをして学校を後にしたのですが、帰りの車の中で、「自分は何のために4ヶ月間(入学から休学までの期間)苦しんだんだ。退学したらそれが消えてしまう。退学はしたくない」と言い出しました。

「じゃあ車を止めて先生に電話するよ」と言って、一旦届けを保留にしてもらいました。

退学許可がなければ受験の願書は送れません。

中学校にそれを持っていく期間も必要なので、もう2月の受験には間に合わないことは本人も知っています。

3月に受験するというチャンスは残っていますが、例え受かったとしても今の自分には4月から通い通す自信がない、だからといって通信高校生という現実も受け入れられない。

という気持ちの葛藤があるのでしょう。

今週は落ち込んでいて、家から出られませんでした。

あと一か月本人と話しをしたり、何か所かある通信制の高校に見学に行ったりなどして、気持ちを整理する方向で行動したいと思っています。

受験しようと思っていた高校は、私立ですが、キリスト教の理念に基づいた教育を行っていて、弱さを抱えた子の受け入れに寛容で、数字で人を見る校風ではありません。

私としては心から通って欲しいと思いますが、家からとても遠く、朝も早く起きなければなりません。

「もしかしたら大丈夫かも・・・」という期待から走り出すことは今の学校と同じことを繰り返すことになります。

それは避けなければなりません。

全日制の高校に通いたい本人の気持ちや、それをあきらめなけらばいけない気持ちもわかるのですが、高校卒業後への希望ももたせながら、最終的には本人が納得して進路を決められるようにしたいと思っています。

息子の父のことですが、私から見ていくつかことばを当てはめるとしたら、「不安」「被害妄想」「こだわり」「執着(お金、立場)」「依存(酒、人)」「勤勉」「真面目」「責任感」「暴言」「脅し」「二重人格」「短気」「ウソ」などです。

これだけ見るとある種の人格障害のようですが、私としては、もともと周囲への適応しにくさがあった「発達障害」だと感じています。

彼とやりとりする中で、「この人は理解できないんじゃなくて、理解する能力がもともとないんだ」と思うことがしばしばあったからです。

人の言うことを聞くこと自体に不安を覚えるようで、何でも自分のやり方で進めようとするところがあり、職場でも上司とのトラブルがあったことは本人からも聞いています。

いわゆる典型的な”空気が読めない”タイプです。

自分の言動の何が人を怒らせるのかがわからず、周囲に対してビクビクしているところがありました。

中学校の時はいじめにあっていたと言っていました。

勉強することでそれをはね返し、母が望むような人生を歩んできたといえます。

結婚相手に私を選んだことが唯一の誤算だったかもしれません。

彼の母親も長女として家を継ぎ、やりたかったことは諦めたと言っていました。

長男であることを何より優先して育てられたんだろうということは、彼の実家に行った時の彼と家族のやりとりで感じました。

その分、長男として親や家族を守ろうという責任感は強く、やるべきことはどんなに疲れていてもやる人でした。

母親も実家での長男としての仕事をまず第一に考えることをよしとしていました。(父親は彼が27歳の時に亡くなりました)お金に対しての執着は尋常ではありません。「倹約」は口癖でした。

今回も息子の兄を自分で預かることになってすぐに親権と長男にかかっているお金の負担、養育費のゼロ(息子の分も)を要求する調停をおこし(その後審判となった)、裁判所に出した細かい資料は本一冊にもなるほどでした。

(私はレポート用紙3枚ほど) 結果は私の訴えが全面的に認められた形でした。

一見真面目で堅い公務員で、理路整然と話をするので、調停員も全面的に彼側だったのですが、だんだん「おかしいな」と思ってきたのが感じられました。

あまりにも変わっていなくて悲しくなりました。

息子の兄のことを思うと心配です。ちょっと前の兄のツイッターにこんな文がありました。

(フォロワーとのやりとりでお酒の話が出たのでしょう)

「いつか一緒に酒を飲もうという話は友達とよくするけど、身近に酒で人生大失敗したやつがいるから、酒は正直こわいと感じている」。

確かに父親は酒を飲むと豹変する人でしたが、兄(長男)が小さい頃は酒に酔っているという意識はなかったと思うし、私からそういう話はいっさいしたことがなかったのでどこでそう思ったのかなという印象でした。

確かに、酒を飲まなければやってられない内面の問題もあったのでしょうが、酒さえ飲まなければ彼の人生は違っていたかもしれません。

普段の彼は借りてきた猫のようで、まるで違う人格でしたから。

酒は毎日でしたし、金、土は記憶がなくなるまで飲みました。

もう依存の域ですからやめてと頼んでやめられるものではありません。

飲むと大声を出して暴れ、こわがって泣く兄(長男)を私から離そうとする為とにかく私は兄(長男)を抱えて外に逃げるしかありませんでした。

そんなことを繰り返すうちに兄(長男)に身体症状がでてきました。

原因不明の腹痛と不眠です。夜中に救急車で運ばれたこともあります。

もう迷っている余地はありませんでした。少しでも出ていくことを悟られると何をされるかわからないので本当にこっそり準備をしました。

その頃息子はまだ小さかったのですが、子供の前では泣かないようにしてきた私ですが、母親の不安やひっしさ、家の中の不穏な空気は感じていたかもしれません。

家族全体が安心感に包まれている雰囲気や、頼れる大きな存在を感じる時がなかったかもしれません。ただ、事前に準備をしたアパートでは、子供達は元気でよく遊び、よく眠り、よく食べていました。

兄(長男)は5歳、息子(Yさん)は2歳でした。

行先がわからないよう実家にも行きませんでした。

兄(長男)はその日からパッと寝付くようになり、私はそれだけで「よっかた」と思いました。

兄(長男)は突然父や保育園の先生や友達、一緒に暮らしていた祖母とも会えなくなりました。

不満の一つも言わず本当に健気でした。

不安の中にいる母親を支えて、まだ手のかかる弟のめんどうを本当によくみていました。

私は、子供達に守られていたと今つくづく感じています。

兄(長男)も今思えば中学2年の頃から勉強に集中しにくくなり、帰ってきてからもゲームをして寝不足になることがありました。

ストレスを感じていたと思います。

それに気づかず正論を並べたり、お金のことを言ったりしていた自分を、今は後悔しています。本人のつらさに気づいてやれませんでした。

とりとめもなくてすいません。

最後に兄(長男)が高校2年の時に私とのやりとりの後、夜中に黙って家を出た(次の日には帰った)時の置手紙と、去年4月に父親のところに行った時の置手紙を原文のまま載せます。

 

平成27年:「食費に教育費に電気代に、無駄に金を食う邪魔な人間で悪いと思っている。

俺がもし生きて一人前の大人になれたら、両親やばあちゃん達の援助なしで生きていけるようになるから、そうしたら俺とはもう関わらないで欲しい。

もう、父親も母親も子供にとってどういうものなのか分からなくなった。」

 

平成28年:「突然ですが今日でここを出て行きます。

今まで私の為に家事や金銭の負担などをしてくれてありがとうございました。

今後のことについてですが、浪人し、今までと同じ東進駅前校に通って志望校合格を目指す所存です。

予備校のお金についてですが、母さんが負担するとしたら大変なことで、息子(Yさん)のこともありますし、最悪払い切れない。

または私が私がバイトで賄うなどということが予想されます。

私はそうではなく、余計な心労を感じずに勉強に専念したいです。

ここで、中沢のおばあちゃんが予備校のお金を負担してもいい、と言っていて、そうしてもらえれば問題なく予備校に通えますし、私もそうしたいと考えています。

他、経済的な負担はなるべくかけないつもりです。

心配しないで下さい。以上。

 

追伸: 犬の世話ができないことだけが心残りです。

できれば最期まで元気で過ごせるよう気を向けてほしいです。」

※兄(長男)が特にかわいがっていました。

 

18回目(2017/02/03)のカウンセリング後

 

(2017/02/11)
(お母さん→新井)

お疲れさまです。

今週の息子は比較的調子が良く、月~木曜まで続けて自学ルームに行きました。

今日は起きるのが遅くなった為、午後から行こうとしたようですが、バス停で忘れ物に気付き戻って、家で勉強することにしたそうです。

3月の試験は受けるつもりのようですが、火曜日に本人と話した時には、まだ集団の中に入っている自分は想像できないようで、周りに合わせることで、今の自分や一人で過ごした時間が無駄になってしまうと、以前と変わらない心境を口にしていました。

ただ、一歩を踏み出すことがこわい気持ちもあり、それを突破するきっかけが欲しいようにも見えます。

今日「これからの自分が楽しみな気がする」なんて言っていました。

好きな本を読んだりして考えたことを私相手によくしゃべります。

兄に対する怒りのようなことばも時々あります。

時々兄と一緒に机を並べていた勉強部屋(今は誰も使っていない)に座ってボーッとしていることがあります。

そこで何を想っているのかは分かりません。

最近自分の子育てについて振り返るようになりました。

子供中心に暮らしてきたつもりでしたが、圧倒的に心の交流が少なかったなと思います。

働いて、ご飯を作って食べさせて、欲しいものを買ったり、習い事をさせたりし、物理的に不自由ない生活をさせるのが親の仕事だと思っていたところがあります。

まるで「育ててやってる」かのようです。

自己満足ですね。

家で飼っている小型犬は、餌をやったり散歩など、世話をするのは私ですが、抱っこをして可愛がるのは子供たちでした。

私は犬を可愛い気持ちはあっても、時間に終われ、ゆっくり甘えさせることがなかったな。

同じことを子供たちにしてきたなと思い、子供たちがしてほしかったのはどっちだったのかと考えさせられました。

世話をするのが自分の仕事だと思っていたのです。

思春期になって、親はただお金を出す存在と思われても仕方ありませんね。

子供たちの心の欲求に耳を傾けたいと思います。徒然ですいません。

 

(2017/02/11)
(お母さん→新井)

返信ありがとうございます。

息子はどちらかというと幼い時から手がかかる方で、また野球を通して一緒にいる時間は長かったのですが、兄に対しては手がかからないのをいいことに、まるで自分の子育ての協力者のようにとらえていたように思います。

が、それが結果的には息子への圧力になっていたかもしれません。

兄はあまり自分の気持ちを口に出す方ではなく、甘えることもほとんどありませんでした。

学校の参観日や行事など、自分から「来なくていいよ」と言う子でした。

中学の部活の試合も、小学生の息子の試合はしょっちゅう行くのに、兄の試合は本人のことばを鵜呑みにして、ほとんど応援に行きませんでした。

口では「来るな」と言いながら、本心は来て欲しかったんだろうなと、今は分かります。

長男は寂しかったんだと思います。甘えたかったんだと思います。

出て行った意味が少し分かる気がします。

ただ、息子が生まれる3歳までは、母親なら当たり前なのですが、抱っこ抱っこで本当に可愛いがりました。

一緒にいる時間を大事にしました。

本当は甘えん坊だったのに、随分我慢をさせてしまったな。

兄としてではなく、大事な一人の子供として見て欲しかったのかな。と感じています。

自制心が強く、しっかりしている兄のようになって欲しい気持ちもどこかにあり、兄に子守りをさせていました。息子の中にも、「兄のようにならなくちゃ」という気持ちを必要以上に抱かせたかもしれません。

兄に対しての不満を口にする余地もなかったでしょう。

兄の寂しさにもっと気付いてあげれていれば状況も少しは違っていたかもしれません。

兄が体調を崩してからの私とのやり取りの中で、「母子家庭だということで寂しいと思ったことは一度もない」と言っていました。

それは、父親がいないことが寂しいんじゃなくて、母親が自分を大事に思ってくれないことが寂しいんだ。

ということが言いたかったのかなと今思っています。

いくら気持ちでは大事に思っていても、ちゃんと伝えなければ、それは思っていないことになってしまうんですね。

父親と離したことに、どこか負い目があり、そのことを話題にするのを避けてきた気がします。

もっと子供の気持ちに共感し、本音を引き出してあげるべきだったなと思います。

子供の口から「お父さんがいた方がいい」という言葉がでるのが怖かったのかもしれません。

息子が登校できなくなってからは、夕方何をおいても一緒にバドミントンをしたり、散歩をしながら話したりなど、本人のやりたいことを優先しています。

以前も本人が学校から帰ると、家の裏や公園でキャッチボールやノックをよくしていたのですが、それは本人がやりたくてというよりは、私が「やろう」と誘うことが多かったと思います。

父親がいればしているだろうと、勝手に気負っていたんですね。

もっと楽に野球を楽しませればよかったと後悔してます。

自分のどこかに、乳幼児期に十分可愛いがった。親の勤めは果たした。

というような油断があったのも確かです。

そういう意味で、成長に合わせての必要な関わりが足りなかったと感じています。

 

(2017/02/19)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今週の息子ですが、体調としては良くもなく悪くもなくという感じでした。

感情は日によって差がありました。

調子が良ければ9時過ぎくらいに起き、午前中にバスに乗って自学室に行きます。(週の半分ほど)

学校に行っているわけではないのに月曜日はいつもあまり調子が良くなく、今週も部屋にこもって考えごとをしているようでした。

夕方声をかけると、イライラした様子で、「なんで自分の好きにさせてくれないんだ」「なんで信じないで否定するんだ」(全日制に通うことに関して)などと言っていて、土日の様子と態度も言っていることも違い、私の方が戸惑いました。

かと思えば水曜日はとても落ち着いた様子で、自分は小さい頃から人に比べて状況をみることや、たくさんの中から必要なことを選ぶことが苦手だったこと、野球は自分に合わないと感じていたけど、頑張ったことはよかったと思ってる。

などと話し始め、クラスという単位で行動することが合わないこと、だから自分のペースで勉強できる方法がいいこと、大学は諦めてないことなど、自分が考えたことを丁寧に説明していました。

私はびっくりして、よく一人でそんなことに気が付いたね。と言うと、新井さんと話したり、塾の先生と話したりしてきたからだ。と言っていました。

月曜日には現実感がなく、今とても大事なことを決められる時じゃないと感じたのですが…。

今本人が自分という存在を以前とは少しちがう捉え方をしているのかなと感じました。

もうそろそろ4月からの身の置き方を決めなくてはならないのですが、どうするにせよ本人が納得していることが大事かなとは思っています。

兄(長男)はどちらかというと要領がよく、必要なこととそうでないことを瞬時に決めることができるタイプでした。息子(Yさん)とは正反対といえます。

兄にしてみればそんな息子の行動ははがゆく見えていたでしょう。そこで味方してくれれる誰かがいれば違ったのでしょう。

兄だけでなく、私も間接的に息子を傷つけてきたことに今さらながら気付きました。

これからは息子にとって信頼できる存在になることを第一に接しようと思います。

それにはまず私が息子を信じなくちゃですね。明

日のカウンセリングですが、私が同室した方がいいかしない方がいいか聞いたら、いない方が話し易いと言っていたので、駅のあたりで待っていることにしました。

料金は本人に持たせます。では明日2時半に伺います。よろしくお願いいたします。

 

19回目(2017/02/19)のカウンセリング後

 

(2017/02/26)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

19日にそちらにおじゃましてからの息子の様子です。

今週は今まで飲んでいた睡眠の薬を変えた影響で、昼間の眠気が強くあり、あまり活動は出来ませんでした。

眠気は徐々に治まってくるとのことで、今様子を見ているところです。

そもそも薬を変えたのは、息子が最終的に全日制の高校を受験することを希望した場合、睡眠の質とリズムを改善することが必要だと私が思いこんでしまったからです。

でも、新井さんのところでも、本人は自分が今他の子と同じように毎日登校することは難しいと言っていましたし、最近は受験することは口に出していません。

ただ、じゃあ通信制の高校のどこにするのか具体的に考えたり、見学に行くなどの行動を起こすところにはいっていません。

おととい確認してみた時には、大学に行く希望はもっていて、今お金をむだにするような賭けにでる時じゃないと言っていました。

一応もし受験はしたいのなら退学の手続きが必要で、もうすぐタイムリミットだということも伝えました。

新井さんの言われたように、息子のような子たちには、しっかり向かい合って一緒に考えてくれる大人と仲間が必要です。

全日制高校にそれがあるとは、今の時点では思えないのです。(無いとも言い切れませんが)市内の通信制のサポート校の中に、毎日授業が行われるこじんまりした学校があり、進学したい子にはそのサポートもしてくれます。

まだ本人は見学に行ってないのですが、校長先生と話をした感じでは息子に合っていると感じました。

本人も興味はもっているようです。が、どこにするにしても、本人が選ぶことが大事かなと思っています。

時々「お兄ちゃんて…」などと兄の話をします。よく言うのが、「はっきり言わないで裏で思ったり出したりする」ということばです。

「ツイッターのこと?」と聞くと、「それだけじゃなくてたとえばにらむとか…」「自分だけで思ってたってわからない、いっそはっきり言ってもらった方がいい」などと先日言っていました。

兄の複雑な心境を読み取れなかった(当然ですが )怖さや混乱がまだ残っているように感じました。

先日また裁判所から通知が届きました。

先月結論がでたはずの兄の教育費を求める請求と息子の養育費を0にする要求について、高等裁判所に控訴されたという通知です。

本当に底無しです。私に対するストーカーのようにも思えてきました。

何より、子供が関わると子供に対して調査官が派遣されるということです。

子供がまた巻き込まれてしまうことが切ないです。

兄は今日大学の2次試験に行っています。

とにかく逃げ延びて欲しいと願うだけです。

息子のことは長期戦でいきます。

ただ、最終的には自分の存在価値を感じ、人を信頼し、自信がもてるようになって欲しいなと思っています。

金曜日はまた息子一人で行きます。料金は事前に振り込ませていただきます。よろしくお願いいたします。

 

(2017/03/03)
(お母さん→新井)

おはようございます。今日は本人だけで伺います。よろしくお願いいたします。

薬による日中の眠気は治まりましたが、朝はまだぱっと起きるというわけにはいきません。

今週は2日自学ルームに行きました。

高校の方にも、転学の方向で進めるつもりだということを、本人にも確認した上で伝えました。

だいたいどこにするかは本人の中にはあるようですが、まだ1ヵ所も見学には行っていません。

多少の踏ん切れなさは有るようです。

おとといの夜「この家は家庭とは言えないよね。お父さんがめちゃめちゃにした。お兄ちゃんのことだって…」と言うので、「どうしてお父さんのことそんな風に思うの?」と聞くと、(父がしたことやあったこと、性格などはほとんど話したことがなかったので)「なんとなく分かるよ」との返事でした。

今まで父親がいないことに何か不満を口にしたことはいっさいなかったのですが、他の家と違うことに本人なりの割りきれなさはもっていたのでしょう。

ただ、その現実は変えられるものではないので、本人の気持ちは受け止めながらも、言い訳や詳しいことを話すつもりはありません。

本人が前を向く自信をもってくれることを願うだけです。また盤書を送って頂けると助かります。よろしくお願いいたします。

 

20回目(2017/03/03)のカウンセリング後

 

(2017/03/04)
(新井→お母さん)

親御様

お兄ちゃんの性格で「お金をものすごく気にする」
というところがわかりました。
しかもそれは息子さんを責める、脅す、と関係がありそうです。

 

(2017/03/04)
(新井→お母さん)

確かに兄は自分の方が弟より多少優位に扱われることを当然と思うところはあったかもしれません。

まさにそれは父親の価値観です。

私は平等に扱っていたつもりでしたが、息子が高校生になる時に、スマホを持たせたことに相当な不満があったようです。

もちろん兄にも同時に持たせたのですが、自分は高校入学の時に父親から音楽がたくさん入れられるアイパッドを買ってもらったので特に不便は感じていないように見えました。

兄は中学の時に携帯を持っていましたが、全く使いませんでした。

息子には買っていません。

弟が自分と違う扱いをうけることへの敏感さは、手をかけることが息子の方が多かった私への不満からなのか、父親の心情が映ったものなのかは分かりません。

ただ兄がそう父親に言っていたというのを聞き、「え?」と思ったのは、兄が思うことと私が思う兄像とに違いがあったということですね。

兄は自分の本音のところは表さない子でしたから。

子供たちの心の動きに気を向け、しっかり向かい合えばよかったなと思います。

今からでもやろうと思いますが、余計な口出しにならないようにしなくちゃですね。

昨日息子が急に「自分って小学生の時どんなだったかなぁ」なんて言ってきたのは新井さんのところでそんな話をしたからですね。

少し二人で思い出話をしました。兄とは違う自分を思い出して欲しいなと思います。

ありがとうございました。

 

(2017/03/06)
(新井→お母さん)

親御様

いつも大変御世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。

なるほど、わかってきました。

お兄ちゃんの妬みなんですね。

今までとは違う、責められる不安の解除の仕方が見えてきました。

 

(2017/03/10)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。

今週の息子ですが、週の前半は比較的調子が良く、月曜日から木曜日まで続けて自学ルームに行きました。

火曜日は夕方通信制高校を1ヵ所見学に行きました。

自分から色々と質問していました。

進学へのサポートをしてもらえそうなところが気に入ったようですが、少人数で人との距離が近いのが多少気になるようです。

まだ通信制への偏見もあり、「通い続けられる気がしない」とも言っています。

もう選択肢は無いところまできているのですが、相変わらず現実感は高校生の水準にはありません。

それでも前を向こうとしているのは確かなので、できるだけ本人の意思で決められるよう、ちょうどいい距離を保とうと思います。

兄は無事関東の国立大に合格したと予備校から電話がありました。

ツイッターを見る限り体調はあまりよくないようですが、好きな音楽もできるよう、本人に言わせると、「ゆるい」学校を選んだとのことです。

親から離れ、成長するか、新たな困難がでてくるか、かけのような気がします。

何かの形で見守るつもりです。

いつか自分なりに色々なことが理解でき、楽になることを信じるだけです。

そう思わなければ心配で、気持ちを保つことが 難しいです。

今、息子とは母と二人の関係の中にとじ込もってしまうことだけは避けなければと思っています。

第三者が入らなければ不本意な方向に行きやすいと感じています。

(甘えに傾き易い時期という意味で)家ではプロ野球など、何気ない会話をたくさんしています。

お互いイライラすることはあまりありませんが、本音もまたあまり無い、というところでしょうか。

新井さんが言われるように、できるだけ息子の話を真剣に聞くようにしています。

少しずつでも心の重石が軽くなればいいなと思います。焦らず諦めずですね。

 

(2017/03/12)
(お母さん→新井)

お疲れ様です。返信ありがとうございます。

いよいよとじ込もっていられない時期にきている不安からか、昨日は落ち込みの強い日でした。

お昼前に起き、夕方まで自室で考え事をしているか、DVDを見ているかで過ごしているようでした。

前日の夜には、フリーのジャーナリストっていいよね。

などと急に言ってみたり、人と一緒に何かをすることから逃げたい気持ちの表れのように感じました。

ただ今日は朝も自分から起きて表情も良く、気持ちが少し楽になったように見えます。

今週の始めには、在籍している高校に通信制高校への転学の手続きをとってもらうことは、本人にも伝えてあります。

先のことは迫らずに、今はとにかく転校という形で現在の状態に一旦けじめをつけるのがいいかなと思っています。

通常の中学校生活や高校生活は出来ませんでしたが、心が傷を負った状態で無理に学校に通わせ続けなくて良かったなと今は思います。

家にとじ込もることは息子には必要だったのです。

それまで頑張って頑張って、限界にきていたんでしょう。

その痛みを私が分かってあげなければ、息子の心は一生回復することはないと思います。

今の子供たちの状態を見て、子供が自信をもって成長していく為に何が必要かがわかる気がします。

自分では必死で守っているつもりでしたが、子供たちの本当に辛い気持ちには耳を貸そうとしませんでした。

むしろ子供達には耳を塞いでいるように見えたかもしれません。

子供達を盾にして自分を守っていたんだと気づかされます。

子供の行動には意味があると思って、今後も向き合うつもりです。

息子はまだ本来のちからを出せていません。

でも最近はあまり兄の話はしなくなりました。私を相手に自分の好きなことに関しての持論を長く話します。

今まではどちらかというと聞くことが多かったので(半分返事だけなのですが)内容のいい悪いは別として、自分の考えを出すのはいいことかなと思っています。

 

(2017/04/30)
(お母さん→新井)

ご無沙汰してます。

4月に入ってからの息子の様子ですが、市内の通信制のサポート校に入学し、一応決められた日程はこなせています。

こじんまりした学校で、教室も狭く、初めは人との距離の近さを心配していたようでしたが、通い始めたら案外楽しめているみたいです。

何よりも、同じような経験をしてきた子達が身近にいることと、時間の制約が緩いことが本人のペースに合っているようです。

近くに図書館があり自分なりに好きな勉強もしているようです。

家ではとにかくよくしゃべります。私が仕事や買い物から帰ると玄関で待っている勢いです。

朝もやっと自分から起きられるようになってきましたが、疲れ易さはあり、昼間もよくあくびをしています。

週末は特に疲れているのが見ていても分かります。

とにかく今は、生活のリズムができて、出来るだけ続けて通えればよしと思っています。

相変わらず容姿のことは気になるようで、自分で髪を切ってみたり、着るものにこだわってみたりなどし、とても自信が持てている状態ではないのですが、実際に行動することで、現実を受け入れられるようにはなってきました。

でもまだかつての同級生が乗る時間帯にバスに乗る勇気はないようです。

いずれ堂々と乗ることができればなぁなんて思います。

兄のことは最近またよく口にするようになりました。

「自分だけ犠牲者のような顔をして・・」などと文句が主です。自分の顔が好きになれないのも兄に似ていると言われたことが引っかかっている感があります。

あと、兄のツイッターで見た文句についてもまだ割りきれていないのが分かります。

今はまだ本人は新井さんのところに行く必要性を感じていなく、道中にお金がかかることも重みに感じるようです。

私としても今は、親子の関係の中で出来るだけのことはしながら、本人の自己肯定感を快復させたいなと思っています。ただ今のままではまだ世界を味方にはできないなとも感じます。

変なことをお願いして申し訳ないのですが、実は今息子の父親からお金のことで2つの裁判を起こされています。

兄の親権は向こうの申し立てによって去年から移っているのですが、大学にかかる費用の負担と息子の養育費の減額についてです。

息子の治療費のことにも話が及び、説明はしてあるのですが相手が信じない為何か実際に受けたという証拠を出すように裁判所から言われています。

簡単で構わないのですが、もし差し支えなければ、カウンセリングを受けた日付と新井さんの名前が入っているものを、長岡の自宅の方に送っていただけると助かります。

費用ことは入れなくて結構です。

お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願い致します。

取り急ぎ現在の状況をお伝えさせて頂きました。

 

(2017/05/01)
(お母さん→新井)

親御様

いつも大変お世話になっております。ご連絡ありがとうございます。

状況了解いたしました。やはり通信制ということでおちついたのですね。
お母様の共感の下で息子君がさらに元気になられることを願っています。

資料の件、了解いたしました。

 

(2017/05/11)

(お母さん→新井)
郵便昨日届きました。

お忙しい中ありがとうございました。

連休明けも休まず通えています。

家にいるより学校にいた方が気持ちが楽と言っています。

まだ嫌な夢を見るなど、すっきりしないところがあるのは本人も自覚している様です。

今は成長を見守りたいと思います。

 

6,まとめ

いかがだったでしょうか?

不登校にはいろんな原因が組み合わさって起きていることも少なくありません。
ただ、“学校に行ければいい”のではなく、根本の問題を解決しない限り、学校に行ったり行かなくなったりを繰り返すだけです。

不登校は放っておいて良くなることはありません。
むしろ放っておくことで、お子さんの「役立たず不安」は高まる一方です。

不登校セラピーでは、カウンセリングを通してこの「役立たず不安」を解消していきます。

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