お受験は不登校の原因になる危険性があります。


 

「お受験」は危険です。
お受験は不登校の原因になりえます。

私のところにご相談になるお子さんの中には、
幼稚園もしくは小学校のお受験を
経験している子が少なくありません。

当初はこれが不登校と関係があると思わなかったのですが、
いろんな話を聞いていくうちに、
お受験が不登校の一つの原因になっている場合が多いと考えられます。

そのあたりをちゃんとご説明していきましょう。

 

不登校になる理由の一つが、
お受験させること自体が
非常に強い先回りやお膳立て、
命令指示指図に
なってしまいがちであるからです。

中学受験以降の受験と
幼稚園小学校の大きな違いがあります。

中学受験以降はほぼ当人の意志で行われます。

が、幼稚園、小学校は
当人の意志ではない場合がほとんどです。

つまり、当人の意志が
まだはっきりしない段階から、
親の考えた通りのレールに走らせすぎることに
なりかねないのです。

そして、お受験が不登校の理由に成りえる
もう一つの理由は、受験用の塾の存在です。

受験産業は日本の中で
大きな産業となっています。

そのもの自体は否定しません。

驚くべきは、首都圏では
幼稚園、小学校お受験用の塾が
多数存在することです。

このお受験対策の塾が
非常にクセモノです。

 

かつて私がカウンセリングした
中学生のお子さんA君は、
昔東京に住んでいました。

親は医者で、A君に跡を継がせるために、
英才教育をされていました。

なんと、小学校の受験までの間に、
実に9つも習い事を受けていました。

その中に、お受験用の
体操教室というのがあり、
2つも通っていました。

 

なぜお受験の為に、
2つも体操教室に通うのかを知りたくて、
何のための体操教室なのかを聴きました。

とても疑問だったのです。
「お受験用の体操教室?一体何を教えるのか?」

この時点で私は、
お子さんの基礎体力を伸ばすためなのか?
と思っていました。

すると、全く違ったのです。

そこは、コーチがピッと笛を
鳴らしたら、幼児が整列。

またピッと鳴らしたら、前転。
次に鳴らしたら、整列…

 

私はこれを聞いて非常に
驚きました。

体操教室の内容は2つともこうでした。

それを聞き、私は非常に驚き、こう感じました。

「ひどいな。まるで軍隊か、
ロボット製造工場じゃないか。。。」

自分の考えを伸ばすのではなく、
大人の指示を受け、その通りに動くだけ。

幼児期にやるべきこととは
正反対のものでした。

この時期に絶対、
こんなことをしてはいけません。

なぜいけないのか?

極端な話、命令指示指図をされないと
動けない人間になってしまうからです。

案の定、A君はそのとおりになりました。
彼はまるでロボットでした。

 

これを、依存性パーソナリティ障害といいます。
パーソナリティー障害とは、
人格障害のことです。

その特徴は、
慣れないことに対しては、1から10まで
指図されないと行動できなくなってしまうことです。

依存性パーソナリティ障害は
同時に回避性パーソナリティ障害
生み出しやすくなります。

 

回避性パーソナリティ障害の人は、
他人との衝突を回避します。

家族以外に対しては自己主張できない、
ケンカできない、ノーと言えない。

人からノーと言われる、拒否されることを
極端に恐れる。

自分が直接絡んでいない、
人と人との衝突を観るのを
非常に嫌がる。

このようなことを回避するのです。
ここから、強い対人恐怖が生まれます。

 

これは角度を変えてみると、
依存性にかなり近いのです。

人に依存する、自分から人を誘えない
(断られることをとても恐れる)…
人を拒否拒絶することの裏表と言えます。

8月に行われた回避性障害セミナーに
参加した回避性のお子さんの多くが
依存性のチェック項目に引っかかっていました。

そのチェック項目とは、以下のようなものです。
・自分から友達の輪に入れない。
・自分から友達を誘えない。
・知らない人と話せない。
・文章作文を考える、図画工作、自由研究の
いずれかが苦手。

依存性も、回避性も、
自分と周囲とのギャップを
生み出しやすくなります。

たとえば、
「自分にはそんなこと(人と衝突)出来ないのに、
なんで、この子たちはできるのだろう。。。」

というギャップが大きければ大きい程
不安が生まれます。

この不安が社交不安障害を生み出し、不登校を引き起こします。

このように、お受験用の塾は
非常に大きな危険をはらんでいます。

勉強するのが悪いというわけではありません。

ただ、ロボット養成学校ではいけません。

想像性を失わせてはいけないのです。

そういう点で、私は幼児教育に対しても
疑問を持っています。

(続く)

 

 


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