何が子供を狂わせるのか?

お母さん 「どうしてそういうことでウチの娘がおかしくなったかがよくわかりました。先生、ウチの娘はひどいほうなんですか?」

新井 「お母さんね、一番子供を狂わせるストレスは何かわかりますか?」

お母さん 「え、なんですか?親ですか?」

新井 「違いますよ(笑)。さっき親が原因じゃないって言ったじゃないですか。そうじゃなくて、たとえばいじめとか、悪口とかです。」

お母さん 「・・・なんだろう」

新井 「裏切りです。」

お母さん 「ああ...」

新井 「信じていた人間に裏切られた子供は見るも無残に変わります。精神がボロボロになります。」

お母さん 「わかります。」

新井 「ほかにも女の子の場合は悪口陰口、仲間外れ、無視、ハブなどが悪影響が強いんです。お母さんも女性ですから、わかるでしょう?」

お母さん 「あたしも中学の時に悪口を言われたことありますから。」

新井 「男の子の場合はいじめ、暴力、理不尽な仕打ちなどが多いですね。ほかに先生から受ける暴力・暴言的なこともあります。

加奈子ちゃんの場合は無視と、盗みですよね。これ、遅効性の毒みたいなものなんです。子供をじわじわ狂わせます。

ひどいことはひどいですけど、中学生の女の子の不登校では一般的で、こういう対人関係のストレスで不登校になる女の子は珍しくないんですよ。

即効性の毒もあります。もっとひどい裏切りとか暴力です。これを受けた子供は即不登校になります。精神が荒れ果てて、親ではどうしようもなくなります。」

お母さん 「そうだったんですか。」

新井 「子供が受ける人間関係のストレスは他にもいっぱいありますし、先生がやることもあります。大きく分けると大体10種類ほどあるんです。

加奈子ちゃんが受けたのは、比較的毒の強い、悪影響の強いストレスです。」

お母さん 「私、全然知らなかった...」

新井 「それはしょうがないんです。今の心理学はそんなことは全く言いませんし、おそらく心理学者も全く気付いていないでしょうから、一般の方が分からないのも無理はありません。

ただ、一つだけわかってほしいことがあります。それは、加奈子ちゃんは怠けで不登校になったのではないということです。」

お母さん 「怠けじゃないんですか?」

→Part6  子供が落ちる4つの地獄とは?へ続く


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