再登校事例 集団リンチによる不登校 女子中学生ESさん Vol.5 もう外出はこわくない(4回目カウンセリング)


再登校事例

集団リンチによる不登校 女子中学生ESさん Vol.5

もう外出はこわくない(4回目カウンセリング)

1週間後、4回目のカウンセリングです。
 
先週はお母さんと一緒に近くの公園までウォーキングを2回行いました。外出はもうこわくなくなりました。
「太ったのが気になっていたので」家にいる間はずっと身体を動かし、腹筋と腕立てまで。
食事も自分で作り気を付けているそうです。
(私の目には全く太っているようには見えませんが。)
 
少しずつ行動に変化が現れていますね。自発的に。
 
では前回の続きです。MKの中1の冬の裏切りです。あの先輩はESさんには何もしていません。なのでAMから。
 
AMが「MKが悪口を言った」と言った場面は、記憶に残っていました。この件とは関係のない子の家でです。この場面はV=2、A=1。感情はなし。トラウマのアルゴリズムを1回行い音声をゼロに。映像は点数が減りません。オカシイ。
 
次にMKが犯人だとわかった場面について確認すると、それも憶えており、AMが「MKが悪口を言った」と言ったのと同時の場面でした。
これはV=2、A=0。感情は「別に」。
おかしいと思い、「MKの裏切りそのものに対してどう思うか」と尋ねると、「最低」「ありえない」「許せない」が次々と噴出。やはり。
 
MKが先輩にウソを言った日から数ヶ月後、友達の家にみんなで集まっているとAMが「話がある」とESさんを外に連れ出し、「実はMKが言った」と告げました。
 
その直後、先輩が駅に全員集めて真実を問いただしました。そこでMKのウソがみんなにバレたのです。
ESさんはMKに「今回は許すけど次裏切ったら許さない」。
それに対しMKは「ゴメンね、もう言わないから」。
 
友達の家での記憶は映像のみあり、それはトラウマのアルゴリズム1回で除去できたのですが、駅での場面はダメでした。
V=2、A=0、感情は「最低」D=5。
トラウマのアルゴリズムや他のパターンを試しても、感情の点数がほとんど減りません。
 
何か他の感情は混ざっていないか尋ねると、「リンチの件も合わせて直接MKに言わないと気が済まないイライラ」があるといいます。
しかも最初の裏切りとリンチの件の感情を分けるのが難しい、とも。
 
まるで解けない連立方程式のようです。しかし私はあきらめません。
私があきらめると少女は救われない。
 
何か他にイライラはないか尋ねると、
「いろんな人にイイ顔してるので、それもイライラ」
といいます。
 
たとえばかわいくない人に「かわいいね」と言い、その裏で「アイツかわいくない」。
これをいろんな人に言っています。
特にある先輩に対してはひどく、裏で「メークが濃い」など悪口放題らしいです。
しかもこういうことはいっぱいありすぎて、ひとつに絞るのが難しい、とも。
 
ここでMKが謝った場面の記憶を除去しようとしたのですが、TFTの様々な技法を試してもやはり点数がほとんど減りません。他の様々な場面の記憶も同様でした。
 
これほどロクでもないことを大量に行っている子に対しては、容易になくなってくれない、ということです。やはり大ブレーキ。しかしこのままでは進まない。
 
考えた末、
「次回カウンセリングまで、MKについて思い出せる一つ一つの記憶すべてに対し、古い順にトラウマのアルゴリズムを1回ずつ毎日行なって欲しい。点数は付けなくてもいい」
とESさんにお願いし、了承してもらいました。
 
ここでESさんは変わったことを言い出しました。「格闘技をやりたい」。
空手か合気道のようなものをイメージしています。護身術の意図でしょう。
 
お母さんは戸惑っておられますが、私は身体を積極的に動かすことは無気力化の予防に有効ではないかと考えて「どんどんやってください」と歓迎しました。

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