パーソナリティー障害タイプ

パーソナリティー障害(Personality Disorders)とは、精神障害の一種で、昔は「人格障害」と呼ばれていました。しかし人格否定につながりかねないので、現在は日本語でも「パーソナリティー障害」が正式名称です。

パーソナリティー障害が不登校を引き起こすことを発見したのは、私にとって驚愕の事実でした。

現在DSM-Ⅳ(精神疾患の分類と診断の手引き)によると10種類のパーソナリティー障害がありますが、不登校に密接に関連するのは回避性パーソナリティー障害と、依存性パーソナリティー障害の2つだと思います。


・回避性パーソナリティー障害

回避性パーソナリティー障害とは、「拒否や拒絶、否定されることを恐れるあまり、勝手に傷つき勝手にストレスを感じて他人との交わりを避けてしまう」というものです。
これがひどいと、当然学校へ行くことはもちろん、人の多いところへ外出することも困難になります。登校を不可能にするほどの、対人ストレスを子供に与えてしまうのです。

・依存性パーソナリティー障害

依存性パーソナリティー障害とは、「1から10まで他人から指示されないと、慣れていないことが全くできず、頭の中が混乱して不安を感じる」「自分のことをわかってくれ、受け入れてくれる人にしがみつき、その人と離れると次の同じような人を必死で求める」「日常のあらゆる面で他人の援助を必要とする」というものです。
これもひどくなると、他人(つまり理解あるクラスメート)にしがみつけなくなったときに不登校を引き起こします。
依存性パーソナリティー障害の傾向は、不登校児にかなり多く見られます。
さらに、トラウマが深まるほどその傾向は強まるように感じます。

・原因

パーソナリティー障害は現時点で医学的な原因が不明です(過去他人か親から受けたトラウマかストレスが原因であることが明らかなケース以外)。
元々のパーソナリティー障害のタネは、遺伝子によるモノと、子供自身の気質、生育歴などによるモノ、脳機能によるモノとが疑われています。
その成立にもトラウマが密接に絡んでいると思われますが、私にも解析解決が困難です。

しかし、たとえば
「いじめによって回避性パーソナリティー障害を発症した」
「親に甘えたかったのに拒否されて回避性パーソナリティー障害を発症した」
などのケースは、原因がトラウマにありますので、解析も解決も難しくありません。トラウマの記憶を五感変容してやればよいからです。