パニックモデル

多くのいじめによる不登校のケースでは、いじめられる側が幼少期(小学校低学年ぐらいまで)に、後にいじめっ子となる子と実は仲が良かった、よく遊んだりしていた、などの複雑な関わりを持っています。

その記憶は、単純にどちらが悪いなどといえないような、たとえば仲良く遊んだり、仲良く見えて実は一方がかなり我慢していたり、というケースもありますし、仲良く遊びながら後のいじめの兆しを表していたり、一方が嫉妬のタネ(後のいじめの引き金となる)をため込んでいったり、というケースもあり、とてもドロドロしています。

クモノスモデルに似ている面もあります。

その関わり合いの中でじわじわと真綿で首を絞められるような記憶があると、その子のことを思い出しただけでパニックや過呼吸、意識の混濁、失神などを引き起こします

これらの記憶は通り一辺倒の質問ではなかなか出てこず、かなり解明に苦労することになります。

なぜ失神してしまうのか?それは、出来事の記憶を保持する大量のニューロンが一斉に発火してしまい、脳が処理しきれなくなるためではないかと私は考えています。

SKちゃんの失神も、同じ原理でしょう。

一番強いトラウマとなっている記憶を思い出させると、パニックになる子、意識が混濁する子や失神する子は多くいます。

したがって、いきなりそういう記憶を扱ってはいけません。

このパニックモデルの発見は、「苦しくない不登校セラピー」の実現に大きな寄与を果たしました。