ピラミッドモデル
このモデルは、幼少期(多くは幼稚園)からの、外部の人間関係(家族を含まない)のストレスの記憶が、ピラミッド状に、古い順に積み重なってゆく、というモデルです。
土台部には幼少期のトラウマの記憶、中間部には小学校~中学校のトラウマの記憶が古い順に積み重なり、上部には現在の症状や不登校という問題を表すキャップがのります。
シンプルで複雑なところは特にありません。
不登校を直接引き起こす因子は、ここに含まれます。
(実例)
いじめによる不登校 中学1年生 A君
A君は小5の時、それまで仲良くしていた男子数名から突然いじめを受けるようになりました。
パンツをずらされる、ほうきで叩かれる、後ろから殴る蹴る、つばをかける、
先生は見て見ぬふり、それどころかいじめる側に加担し、「いじめられるお宅のお子さんに問題があるんじゃないんですか」。
子供の問題の相談所に通いはじめ、そこでかなりの回数の暴露療法を受けます。
この療法は相当きつかったようですが、家で荒れていたのが落ち着きを見せ、半年ぐらいで治療を終了したそうです。
しかし、学校へは相変わらず行きません。
人の目を気にし、家ではまだ荒れ、ゲーム中毒になり...
偶然私のことを知ったお父さんからご依頼を受け、カウンセリングが始まりました。
カウンセリングの1回目が終わり、家に帰ったA君を見たお父さんは「目が違う」。落ち着いた目になったそうです。
面白いことに、お母さんは「活発になってきた。素の元気や知的好奇心を取り戻しつつある」と感じられたそうです。
カウンセリングは順調に進み、7回でいったん終了。中学には今まで一度も行っておらず、いじめにより転校して友達もその中学にいませんでした。いきなり行くのはかなりハードルが高そうであることから、市の適応教室に通い出しました。
このカウンセリングではややこしい記憶が出現せず、非常にシンプルに記憶除去に取り組み、ほぼ期待通りの成果を挙げました。これがピラミッドモデルです。





